『エルデンリング』DLCは「難しすぎる」のか? プレイヤーからの不満が相次ぐ理由

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人気ゲーム『ELDEN RING(エルデンリング)』のDLC『SHADOW OF THE ERDTREE』を購入したプレイヤーの間で、難易度が高すぎるという不満が相次いでいる。ただし、これは他のフロム・ソフトウェア製タイトルすべてについて言われてきたことだ。

『Demon's Souls』や『DARK SOULS』3部作、そして『ELDEN RING』はいずれも、難しいながらもやりごたえのあるゲームプレイで人気を博してきた。しかし今回のDLCをプレイした人の多くは、容赦ない高難易度のせいで、楽しいよりもイライラすることの方が多いと感じている。

『ELDEN RING』にはさまざまな武器や魔法が用意されており、攻略方法も多岐にわたる。オープンワールドのデザインのため、プレイヤーは難しすぎる敵に遭遇したとしても、いったんその場から離れ、後で強くなってから戻ってくることも可能だ。しかし今回のDLCは、本編をすでにマスターしたプレイヤーにとっても難易度が高すぎたようだ。

フロム・ソフトウェアのファンの間では、同スタジオ製ゲームに「イージーモード」がないことを嘆くプレイヤーを見下す傾向がある。だが、ゲーム実況で人気の「Asmongold」をはじめとするTwitchストリーマーたちでさえ、難易度が高すぎて疲れるとの理由でDLCをプレイするのをやめている。一方、これまで高難易度の敵を倒すことを誇りにしてきたフロム・ソフトウェアのファンたちが、今回のDLCの難易度に苦言を呈していることを皮肉る声も一部では上がっている。

『DARK SOULS』や『ELDEN RING』は間違いなく、クリアするのに根気と時間が必要なタイトルだ。難しいバトルに勝つために必要な努力は、ビデオゲームとしては要求が高すぎると感じるかもしれない。しかし、なぜ今回のDLCについては難しすぎるという苦情が相次いでいるのだろうか?

『ELDEN RING』DLCが難しい理由

『ELDEN RING』は、倒した敵から得たポイントを使ってレベルを上げ、各ステータスを強化していくという、いたって典型的なRPGのレベル上げシステムを採用している。しかしこのDLCでは、異なるシステムが採用されているため、これまでキャラクターの強化に費やした時間とエネルギーがほぼ白紙になり、基本的に全プレイヤーが同じ低レベルの状態でプレイを始めることになる。

プレイヤーは、新マップ「影の地」に散りばめられた「破片」を集め、DLCに登場する強力な敵に立ち向かえるようキャラクターを強化していく。そのため、熟練プレイヤーはこれまでの努力が無駄になってしまったことに不満を感じるかもしれない。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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