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2024.06.25 12:00

ティム・クックが悔やむ過去の決断、「Apple Intelligence」の弱点を生む

アップルのティム・クックCEO(Getty Images)

アップルの独自チップである「M1」と、「iPhone 12」シリーズに搭載された「A14 Bionic」は同じアーキテクチャで作られているが、M1を搭載した2020年のMacBook Airと2021年のiPad ProでAIを展開できるのに対し、2020年のiPhone 12では展開ができない。どちらのチップセットもアップルのNPUを搭載しており、16個のニューラルコアに11TOPSを提供している。
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Appleシリコンは、2020年の技術で2024年のAIに対応する能力を持っていることは明らかだが、アップルがタブレットやノートパソコンではなく、スマートフォンで低スペックを提供するという決断を下したことで、モバイルにおけるAI機能の拡張が失われる結果となった。

アップルは今、生成AIでライバルに追いつこうと努力している。グーグルは、2023年10月にスマートフォンのAI競争を開始し、マイクロソフトは先週、「Copilot+PC」プログラムを通じてWindows 11にAIを導入した。また、GrammarlyなどのオンラインサービスもAIを活用してサービスを向上させている。

ティム・クックは、タイムマシンで2020年に戻り、すべてのiPhoneの仕様を変更してApple Intelligenceに対応できるようにしたいと考えているかもしれない。iOS 18の公開によって、アップルがAI分野で他社に大きく先行できていた可能性を考えると、彼は過去の自身の決断を後悔しているのではないだろうか。
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テクノロジー > AI

90%以上のiPhoneユーザーが使えない「アップルの生成AI」の現実

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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