ついに先日2024シーズンが終了しました。今シーズンの優勝はボストンセルティックス。
今回の優勝でNBA最多18回目のチャンピオンリングを獲得しました。今シーズンのセルティックスは優勝筆頭候補と言われながら重圧がかかるシーズンだったと思いますが、見事に達成。優勝を決めた後のジェイソン・テイタムの涙やチーム最年長のアル・ホーフォードの初の優勝には感動しました。
ファイナルMVPのジェイレン・ブラウンはオフェンス面だけでなく、ディフェンス面もルカドンチッチを抑え続け、納得のMVP受賞だったと思います。
今シーズンは終わりましたが、今月末にはドラフト、そしてフリーエージェントの解禁日が迫っています。特に今年のフリーエージェントは現地6月30日に解禁されますが、今年は昨年以上にベテランのスター選手が多くFAを迎えます。今日は今年の注目ベテランFA選手を何人か紹介していこうと思います。
POを行使するか? レブロン・ジェームズ
最大の注目はこの男、レブロン・ジェームズです。レブロンはプレーヤーオプション(以下PO)を保持しており、行使すれば1年残留、破棄すればFAになることができ、彼自身が選択できます。もしPOを行使すれば来期は約5100万ドルをレイカーズから受け取ります。すでに年齢が39歳で残りの期間は数年と噂されていますが、彼がレイカーズに残るのかどうかは大きな注目点です。また今年は息子のブロニー・ジェームスもNBA入りするかもしれず、息子と同じチームでプレーしたいと以前話していたこともありました。現実的に考えるとレイカーズ残留が妥当ですが、息子とプレーすること以外に優勝可能性がより高いチームで最後を過ごしたいと考える場合は移籍する可能性が全くないとは言えず、彼の選択には大きな注目が集まります。
クリッパーズのエース、ポール・ジョージ
クリッパーズのエース、ジョージもPOを保持しており残留か移籍かを選択することができます。もしPOを行使すれば来期は約4800万ドルをチームから受け取ることができます。クリッパーズは今シーズンは優勝候補とされながらもダブルエースのレナードが怪我で途中離脱し、2人がチームに加入した2019-2020シーズン以降、なかなかフルでプレーオフを戦うことができていません。ジョージも引き続きオールスタープレーヤーではあるものの、試合によっても得点面の波が激しく、特にプレーオフでは不安定なパフォーマンスに終わってしまいました。年齢も34歳のため、優勝を求め移籍を選択する可能性は少なからずあるのではないかと思います。現在噂されているのがシクサーズで、エンビードが彼の獲得を熱望しているなどの噂もあるため、今後の動きは要注目です。