ウォリアーズ王朝終焉で注目のクレイ・トンプソン
ウォリアーズ王朝は今期完全に終わりを迎えた印象を受けました。その上でスプラッシュブラザーズの一角クレイの去就には多くの注目が集まっています。クレイは完全FAのため、ウォリアーズから良いオファーがない場合は移籍先を選択することになります。 大きな争点はウォリアーズからのオファーがあるのか、ある場合どれくらいの金額になるのかという点です。年齢的にも34歳でプレー面でも衰えつつあるクレイに、以前のようなマックスに近い契約を渡すとは思えず、オファーがあった場合でもクレイが受け入れるのかには大きな注目が集まります。噂ではオーランドマジックが彼を狙うかもしれないという話もすでに出ています。チームメイトのステフィン・カリーはクレイと今後もプレーしたいと話していますが、王朝が終わった今チームも再構築の時期に移行しているため、彼の移籍の可能性があるのではないかと思います。
クリッパーズ残留なるか? ジェームズ・ハーデン
34歳のハーデンも完全FAになります。ネッツ、シクサーズ、クリッパーズと直近数シーズンの間に3チームを渡り歩いたハーデン。今期のプレーオフではアウトサイドシュートとプレイメイクでチームを牽引する試合もありましたが、来シーズン末に有望な若手がFAになることや、ハーデンの現在年齢を考えるとクリッパーズから今まで以上に高額なオファーが来ることは考えにくいです。シクサーズに対してトレード要求した理由は本人の望む長期契約が無かったことが理由の1つであったので、今回もより良い契約を求め移籍を選択する可能性があります。個人的にはハーデンのクリッパーズの相性はとても良く見えたので低めの契約でも再契約し、今後も活躍を見たいですが、移籍してしまうのでしょうか。
シカゴ・ブルズから移籍か? デマー・デローザン
最後に紹介するのがデローザンです。デローザンも完全FAになりますが、移籍を選択するのではないかと思います。2021シーズンから3シーズン間シカゴ・ブルズのエースとして活躍してきましたが、チームは主力の怪我など不運なことも重なりプレーオフでも勝ち進むことはできませんでした。しかも年齢的に34歳になり、次が大きな契約を獲得する最後のチャンスかもしれないことと、優勝の可能性を求めて新天地を積極的に模索すると考えられます。
過去にはレイカーズも彼を狙うなどの噂もあったり、出身がカリフォルニア州のため、ウエストのチームに加入する可能性もあるため、彼の新チームがどこになるかは非常に楽しみです。
今回は特に注目なベテランスター選手について紹介しました。それ以外にも楽しみなFA選手はたくさんいますし、ドラフトも近づいていてきているので、シーズンが終わってもまだまだ楽しめるNBA事情でした。
Forbes JAPANでは引き続き、NBAの最新話を更新していきますのでご期待ください。僕と一緒にNBAを盛り上げていきませんか?
連載:まっつんのNBAだべり場