はごろもフーズと、ヘルスケア事業、生活メディア事業を展開するおいしい健康は、第67回日本糖尿病学会年次学術集会の展示ブースを訪れた医療従事者1384人を対象に「ツナに関するアンケート」を実施した。それによると、回答者の88パーセントは患者から食事に関する相談を受けているものの、その約半数は具体的なアドバイスが難しいとも答えている。そこで、ツナについて尋ねると、約7割が、すでに勧めている、またはぜひ勧めたいと答えた。「やや勧めたい」を含めると9割以上。なかでも栄養士は、すでに勧めている人が4割強ときわめて多く、ぜひ勧めたいと合わせると8割を超える。これには説得力がある。
勧める理由は、簡単でおいしく日常的な食事に取り入れやすい、たんぱく質が多く含まれる、やわらかく食べやすい、ビタミンDやn-3系多価不飽和脂肪酸などの栄養素が補える、などとなっている。医療従事者自身も、ほぼ同じ理由でツナを食べている。だが注目すべきは、「料理や他の食材との相性がよいから」の項目では、自身が食べる理由として約4割と高いのに対して、患者に勧める理由としては約2割と差があることだ。わけを聞くと、患者にレシピの提案ができないためだという。
また、1パーセント未満ながら「勧めたくない」という意見もあった。理由は、塩分が高い印象がある、味付けの際に食塩摂取過多になる可能性がある、脂質が多そうといったものだ。こうした不安を払拭し、患者に積極的にツナを勧めるためには、正しい情報の発信と、レシピの提案が重要となる。事実、医療従事者からも、具体的なレシピ、リーフレットなどの資材、お勧めする商品のサンプルを求める声が多かった。
おいしい健康では、このアンケートの結果をふまえ、糖尿病患者への食事支援の強化、持続可能な食事管理を推進すると話している。
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