では、どうしたら負担を感じなくなるか。ご祝儀は、当然ながら安いほどいいわけだが、「会費制」という提案があった。そこが落とし所か。アンケートでは、負担に感じない金額の1位が1万円だった。もう日本全国1万円で統一したらどうだろう。服装に関する提案をまとめると、ご祝儀と同様、ハッキリと指定してほしいということだ。または、何でもオーケーにする。
テーブルに関する不満には、丸テーブルを廃止する、共通の友人と同じ席にする、式前に仲良くなれるチャンスがほしいなどの提案が出た。いっそ「オンラインなら」という意見もあった。食事会の席次は、ホストがいちばん気を遣うもののはず。どういう意図でそういう組み合わせになったのか、事前にホストから説明があってもいいだろう。時間的拘束については、1時間ぐらいのコンパクトな式にして、あとは好きな人同士で食事に行くといった形式が望まれている。親戚、家族だけでやれ、という意見もあった。つまり、「呼ぶな」ということか。交通費と宿泊費は、主催者が負担するか、遠くの人間は呼ばない、といったところだ。
以上をまとめると、参列者の過大な負担を考慮し、会費1万円、服装自由、親戚と近隣の友人だけを招待して、1時間でお茶とお菓子のみ、みたいなのがこれからの理想の結婚式なのかもしれない。いや、お茶とお菓子だけとなると1万円は高いか。
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