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2024.06.22 00:00

「気付」の正しい意味と使い方:様方・御中との違いを例文付きで解説

「気付」の意味と基本的な使い方

「気付」という言葉は、郵便物の宛名に添えられる表現の一つで、一時的な滞在先や勤め先に送る際に使われます。このセクションでは「気付」の意味と基本的な使い方について詳しく説明します。

「気付」の語源と意味

「気付(きづけ)」とは、郵便物を相手の現住所ではなく、一時的な立ち寄り先や勤務先に送る際に使用する言葉です。「確実に相手に届けてほしい」という願いが込められており、受取人が直接その場にいなくても、第三者を通じて届けてもらうことを期待しています。

「気付」の基本的な書き方

「気付」は宛名ではなく住所欄に書きます。例えば、ホテルに滞在している上司に書類を送る場合は、「○○ホテル気付」と書き、宛名には上司の名前を記載します。また、「気付」と宛名の間には改行を入れて明確に区別します。

例:

「○○ホテル気付
△△様」


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「気付」を使うシーン別の書き方

「気付」を使う場面はさまざまです。ここでは、具体的なシーン別に「気付」の書き方を解説します。

親会社の中にある子会社宛てに書類や荷物を送るとき

親会社の建物内に子会社が入居している場合、「気付」を使うことで確実に子会社宛てに書類や荷物を送ることができます。

例:

「○○会社気付
△△会社御中」

ホテルに滞在している人に書類や荷物を送るとき

出張中の人に荷物を送る場合や、自分宛てに送る場合には、ホテルのフロントを経由して届けてもらうために「気付」を使います。

例:

「○○ホテル フロント気付
△△号室 山田太郎様」

「○○ホテル フロント気付
山田次郎行 ✕月✕日より✕泊」

入院中の人に書類や荷物を送るとき

病院に入院している人に書類やお見舞い品を送る際には、病院の科や病室番号を明記すると確実に届けられます。

例:

「○○病院◯◯科◯◯◯号室気付
山田太郎様」

「○○病院気付
山田太郎様」

結婚式場や葬儀場に祝電や弔電を送るとき

結婚式や葬儀の際に祝電や弔電を送る場合にも「気付」を使用します。会場名の後に「気付」と書き、宛名を明記します。

例:

「○○(結婚式場名)気付
山田太郎・花子様」

「○○葬儀場気付
山田太郎様」

「様方」「御中」との違い

「気付」は「様方」や「御中」とは異なる使い方をしますが、混同しやすいのでその違いを理解することが重要です。

「様方」の使い方

「様方(さまがた)」は、親戚の家に下宿している場合など、同居しているが苗字が異なる場合に使用します。「様方」を使う際には「気付」は使いません。

例:

「鈴木太郎様方
山田次郎様」

「御中」の使い方

「御中(おんちゅう)」は、会社や団体など、個人ではない宛名に使います。個人名が特定できない場合に便利です。また、「気付」と併用することも可能です。

例:

「○○会社気付
△△会社御中」

「気付」を使う際の注意点

「気付」を使う際には、いくつかの注意点があります。これらを守ることで、正確に郵便物を届けることができます。

気付の後には必ず改行を入れる

「気付」の後には必ず改行を入れて、宛名と区別するようにしましょう。同じ行に書くと見分けがつきにくくなります。

宛先が個人宅の場合は使わない

「気付」はあくまで立ち寄り先や勤務先に使用する表現です。個人宅に送る場合には「様」や「様方」を使います。

返信用封筒に記載されている気付は消さない

返信用封筒に「気付」が記載されている場合、それを消さずにそのまま使用します。ただし、「行」や「宛」を「様」や「御中」に変更することは必要です。


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まとめ

「気付」の正しい意味と使い方を理解することで、ビジネスシーンや日常生活での郵便物のやり取りが円滑になります。特にビジネスマナーとしての適切な使い方を覚えておくことで、相手に対する配慮が伝わりやすくなります。この記事を参考にして、「気付」を正しく活用しましょう。

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