デリバリー&テイクアウトアプリ「menu」(メニュー)を運営するmenuは、フードデリバリーを利用したことのある全国の20〜50代の男女439人と、配達員の経験のある男女443人を対象に「雨の日のデリバリーサービス利用意向」についてアンケート調査を実施した。すると、利用者の約7割は、悪天候の日の利用を躊躇したことがあると答えた。その8割は「配達員に申し訳ない」という理由をあげている。体が濡れる、配達しづらい、事故が心配、寒いといった配達員への配慮だ。
ところが、配達員経験者のおよそ9割は、悪天候の日にデリバリーをしたいと考えていた。なぜなら、配達の単価が高くなる、チップが期待できる、追加報酬があるなどのインセンティブがあり、むしろ雨の日こそ稼ぎ時だからだ。また、季節にもよるだろうが、雨の日は涼しくて働きやすいなどの理由も聞かれた。
しかも、配達員は個人事業主なので、雨の日がイヤなら働かなくても構わない。なにも、無理やり雨の中でこき使われているわけではないのだ。このことを知っている利用者は4割ほどいて、その人たちの7割以上は悪天候の日に意識してデリバリーを利用すると答えている。
基本的に、配達員は雨の日に働きたいから働いている。だから、雨の日にどんどん利用するのが望ましいということになる。もっとも、この事実が広く知れ渡ってしまうと、気の毒に思ってチップをはずむ利用者は減るかもしれないが、そのぶん、多く稼げるほうがいいだろう。
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