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2024.06.19 13:00

エヌビディア、フアンCEOの資産額が約19兆円に 世界11位

Kim Kulish/Corbis via Getty Images

米国時間6月18日の取引で、人工知能(AI)ブームに乗ったエヌビディアが世界一の時価総額を記録する中、ジェンスン・フアンCEOの純資産は同日に40億ドル(約6312億円)以上増加した。その結果、フォーブスの『リアルタイム億万長者番付』で彼にとって過去最高の世界11位となった。

エヌビディアの株価が前日比3.51%高の135.58ドルで引けた18日、フアンの純資産額は約1187億ドル(約18兆7000億円)に増加した。インドで最も裕福な人物であるムケシュ・アンバニの純資産額も上回り、マイクロソフトのスティーブ・バルマー元CEOに次ぐ大富豪となった。

フォーブスの推計では、エヌビディアの3%を保有するフアンの純資産は今年初めの時点では770億ドル(約12兆円)だった。社の時価総額はそこから181%も増え、3兆3400億ドル(約527兆円)に達している。

エヌビディアは先月に公開した四半期報告書(Form 10-Q)で、フアンは2025年3月までに60万株を売却する予定としている。現在の株価で計算すると、それによりフアンは8140万ドル(約128億円)強の現金を得ることになる

フォーブスがフアンを世界で546番目に裕福な人物だとした2019年以降、彼の純資産は1140億ドル(約18兆円)増加した。フアンの昨年の資産は210億ドル(約3兆3000億円)であり、世界で76番目に裕福な人物にランクされていた。

フアンは1993年にエヌビディアを共同設立して以来、CEOを務めてきた。エヌビディアは1999年に株式を公開し、AIに不可欠な半導体市場で強力な地位を持つ同社の株価はここ数年上昇を続け、ついにマイクロソフトとアップルの時価総額をも上回った。同社は最近、10対1の株式分割も実施しており、1200ドル以上で取引されていたエヌビディアの1株あたりの価格が10分の1に引き下げられた。
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エヌビディアが時価総額「世界一」に、約527兆円

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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