テクノロジー

2024.06.21 14:00

サイバーセキュリティ対策に重要な「非人間アイデンティティ」の管理とは

Entroのソリューションは、NHIをその作成、保管、使用の時点で発見することで、詳細なビジネス関連情報とともに完全な管理を行う。同プラットフォームのリスク分析と体制管理機能は、企業がNHIに伴うセキュリティリスクを識別、軽減するのに役立つ。さらに、EntroのNHIDR機能は、NHIと秘密情報に関連するすべての行動を追跡し、疑わしい行為をリアルタイムに検知することを可能にする。

この導入における摩擦が少なく、人の手が介入しにくい方法によって、組織はEntroのプラットフォームをすばやく導入し、強化されたセキュリティとコンプライアンスの利益をすぐに受けることができる。

私はEntro SecurityのCEOを務めるイツジック・アルバスに詳細を尋ねたところ、彼は次のように説明した。「Entroのプラットフォームは、それぞれのNHIにビジネス上の関連情報を付加することによって、どのアプリケーションがどのトークンを使って、どのリソースや重要データをアクセスしているか、所有する人間が誰でで、最後にいつ回覧されたのか、どんな権限がトークンに与えられていたのかなどを示す系統図を作ります」

「これは組織内のすべてのNHIが及ぼす影響範囲を理解するために不可欠な情報です」とアルバスは付け加えた。

サイバーセキュリティの未来

企業がデジタル変革を続けてづけていくにつれ、NHIと秘密情報の管理の重要性は増すばかりだ。

これらのアイデンティティを効果的に管理することは、セキュリティ侵害を予防し、機密データを保護し、規制上の要件を遵守していく上で不可欠な要素だ。包括的な透明性、コンテキスト情報の強化、および高度な検知と反応機能は、進化するサイバーセキュリティ環境に対応するためにきわめて重要だ。

NHIと秘密情報の厳格な管理の習慣を導入することで、組織はリスクを軽減し、セキュリティを強化することが可能になり、組織のデジタル変革に自信をもって取り込むことができるだろう。

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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