当時まだ少年だった私は、サムスが女性であることはとてもクールなサプライズだと感じた。当時のゲームに登場する女性キャラクターといえば、『マリオ』シリーズのピーチ姫、『ゴールデンアックス』のティリス・フレア、『ストリートファイター』の数人といった程度で、あまり多くは存在しなかった。
『メトロイドプライム』は、シリーズ初の1人称視点シューティング(FPS)作品で、『Halo: Combat Evolved』の発売翌年の2002年11月にリリースされた。両シリーズはそれぞれ任天堂とXboxにとって主要なFPSタイトルとなったが、マイクロソフトにとっての『Halo』は、任天堂にとっての『メトロイド』よりもはるかに重要度の高いアセットとなった。
そんな『メトロイドプライム』シリーズの新作となる『メトロイドプライム4 ビヨンド』は、発表から7年が経過している。2017年にはロゴが発表され、2019年には初代『メトロイドプライム』を開発したRetro Studios(レトロスタジオ)が開発を引き継ぎ、仕切り直しとなった。
今回公開されたトレーラーはすばらしい内容だ。私は最近、Nintendo Switchをあまりプレイしていなかったが、2025年の発売に合わせてSwitchを再び手にすることになるだろう。
私は『メトロイドプライム リマスタード』もまだプレイしていないし、良作の『メトロイド ドレッド』もまだ終わらせられていない。プレイしたいゲームが多すぎて、時間がまったく足りない。
任天堂はこれ以外にも、『ゼルダの伝説』シリーズ新作を発表。今回はリンクではなく、ゼルダを主人公にするという大きなサプライズもあった。
なお、『Halo』が2001年11月、『メトロイドプライム』が2002年11月に発売された一方で、もう一つの伝説的FPS『Half-Life 2』が2004年11月に発売されている。つまり、私たちは『Half-Life 3』の発売をかれこれ20年近く待っていることになる。これと比べると、『メトロイドプライム4』の8年はそう長くないかもしれない。
(forbes.com 原文)