そんな、実際に端末を導入した教育現場の教員を対象に、実態調査をキングソフトが行っている。
それによると、導入している端末としては、「Chromebook」が41.6%でトップ。続いて「iPad」が34.7%、「Windows PC」が28.7%となっている。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/19f9167c1b32aca930173a03868dde851ad46d08.jpg?w=780)
それぞれの環境で利用するグループウェアとしては、Chromebookが「Google Workspace」で54.8%、iPadも同様に「Google Workspace」が51.4%。Windows PCは「Microsoft 365」が62.1%となっている。やはり、それぞれ親密性の高いものを使っているようだ。
![Chromebook](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/96dcdd3769751fad5fdb1f2b7efa105d153c4198.jpg?w=780)
![iPad](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/8b741ae743e3921607894322f2bc5d6d6c28b0b3.jpg?w=780)
![Windows PC](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/65f97b4604fa839be14446f9e71e20f8787a0f00.jpg?w=780)
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/dc45719b61ce895abfa6042c4ec7f5195ec73de5.jpg?w=780)
逆にChromebookを使っていての悩みとしては、「自身が慣れ親しんでおらず、自動・生徒に教えにくい」が38.1%、「WindowsやMac特有のアプリが使用できない」が33.3%、「オフィスソフトを使用する機会がない」が26.2%となっている。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/f91335d91da477633acf27ae13c1cdf64fef55e4.jpg?w=780)
また、生徒にオフィスソフトの操作は学習させておくべきかの問いには、「非常にそう思う」「ややそう思う」を合わせて87.1%の人が「思う」と回答。将来的に職場で利用するソフトであり、今からスキルを身に着けておくべきという考えが多いようだ。
![](https://images.forbesjapan.com/media/article/71794/images/editor/7beb05b3306f4fffc651d693400c092a97a50e65.jpg?w=780)
Chromebookは、ほかの端末に比べて安価なため、導入しやすいものの、ふだん使っているのはWindows PCかMacがほとんどのはずなので、生徒へ教えるというのは新たに学ぶ必要がある。また、指導要綱にもよるが、オフィス系アプリを利用した授業というのは、将来に向けてあったほうがいいだろう。子供たちがきちんとスキルを身につけられる教育を目指して、日々改善していってほしい。
出典:キングソフト「教育現場のPC・タブレット導入に関する実態調査」より