Switch後継機発表は「ありません」 任天堂が明言 18日発表はソフトのみ

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任天堂は、同社の新作ソフトなどに関する情報番組「Nintendo Direct」を日本時間の18日午後11時に放送すると発表した。放送時間は約40分で、「Nintendo Switchの後継機種に関するアナウンスはありません」としている。Switch後継機の発表に関する期待を明確に打ち消した形だが、正直、ここまで明言されると少々面白おかしくも思える。

今回のNintendo Directの目的は、今年上半期にSwitch現行機向けにリリースされる新作ソフトの発表だ。ついに『メトロイドプライム4』に関する新情報が出るのではとの期待が高まっているが、本格的なお披露目から半年以内に発売される可能性は極めて低いようにも思える。もう一つの希望的観測として、『Hollow Knight(ホロウナイト)』の続編『Hollow Knight: Silksong』がついに年内リリースとなることが発表されるのではという見方がある。

任天堂は今年、すでにいくつかのビッグタイトルを発売しており、年末商戦に向けてどのような大作を投入するのかははっきりしない。一方で、そろそろSwitch後継機についての情報を公開する時期なのではないかと思えることも確かだ。

初代Switchは7年以上前に発売され、その売れ行きは何年にもわたり非常に好調だったが、最近になって急落し始めている。さらに、性能面では発売当時でもPlayStation 4やXbox Oneといった他社製ゲーム機に及ばなかった上、今はその次の世代のPS5やXbox Series Xが発売されてからすでに数年が経過している。Switchにとって性能はそれほど重要ではなく、主なセールスポイントではないことは確かだ。だが、性能面での差はかなり開いており、同じソフトでもSwitch版のグラフィックがいかにひどいかは、ネット上でしばしば笑いのタネになるほどだ。

Switch後継機の性能については、多くのうわさがある。開発者向けキットがしばらく前から配布されており、最終的にはPS4並みの性能になるとも予想されている。前回の傾向を踏まえると、説得力のある見方だ。Wiiの後継機として発表されたWii Uのように、コンセプトが劇的に変化するようには思えない。任天堂は長年にわたり、新ハードはひとつ前のものとかなり異なる製品を投入してきたが、今回はWii Uの過ちを繰り返すことを避けたいものとみられる。もちろん、Switch後継機については、まだわからない部分も多い。

例えば、発売時期だ。現時点では年内発売の可能性は低く、2025年5月になるともうわさされている。任天堂は近年、新ハードを年末商戦に向けて投入することには消極的であり、初代Switchは3月に発売していた。ただし、WiiとWii Uはいずれも11月に発売している。

ハードの発表がないとしても、今回のNintendo Directの内容は面白いものになりそうだ。現時点では、Switch後継機の発表時期は秋に近くなるとみていいだろう。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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