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2024.06.17 12:00

アップルが「史上最高に薄くて軽いiPhone」を計画、米報道

Photo by Matt Cardy/Getty Images

アップルが5月に発売した新型iPad Proは、iPod nanoよりも薄い「史上最高に薄いアップル製品」と謳われている。ブルームバーグのマーク・ガーマンの新たなレポートによると、この薄型化の流れは、iPhoneを含む他の製品にも波及する見通しだ。しかし、実現するのはおそらく来年以降になるという。

ガーマンが最新のニュースレター『Power On』で述べたところによると、新型iPad Proは新たな先例を築いたという。「アップルの新型iPad Pro は、より薄いiPhoneやその他のデバイスの先駆けとなる。ここ数年のアップルは、可能な限り薄く軽くするという方向性から脱却したように見えていた」と彼は述べている。

ガーマンは、今年のiPad Proが「原点回帰」だと述べている。このデバイスは、バッテリー寿命を損なうことなく、より薄いものを実現した。そして、この方向性はアップルの今後の新製品群の雛形になるようだ。ガーマンは、iPhoneだけでなく、アップルのノートパソコンやスマートウォッチも薄型化が進むと考えている。

Apple Watch Ultraや最近のMacBook Proなどのデバイスは、近年ますます厚くなっているが、その一因となっているのがバッテリーの大型化だ。

しかし、アップルがより薄いiPad Proを実現した今、他のデバイスもそれに続くとガーマンは述べている。「最新のiPad Proを皮切りに、アップルのデバイスに新たなクラスが誕生した。それは、そのデバイスのカテゴリ全体で最も薄く、最も軽い製品群だ」と彼は述べている。

つまり、スリムなiPad Proで成功を収めたアップルは、「デバイスを再び薄くしながら、同時に重要な新機能を追加する方法を見つけた」とガーマンは指摘した。

アップルの最新のiPad Proが、初代のiPadやそれ以降のタブレットと同じ10時間のバッテリー寿命を実現したことは、同社がこれを優先事項にしてきたことを示している。そして、同時により多くの電力を消費する新機能が追加されたことを考えると、これは決して小さな進歩ではないのだ。

しかし、この超薄型デザインの実現は、少し先のことになるという。「アップルは、2025年のiPhone 17シリーズに合わせて、大幅にスリムな携帯電話の開発に注力していると聞いている」とガーマンは述べているが、より薄いApple WatchとMacBook Proについては具体的な時期を明言していない。

ただし、ここで筆者が気になるのは、次のような疑問だ。あなたは、今と同じバッテリー寿命でより薄いiPhoneが欲しいだろうか? それとも、今と同じ厚みだが、バッテリー寿命が延びたiPhoneが欲しいだろうか?

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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