ネットフリックスが5月29日に配信をスタートした、『ダンスは悪魔のために: TikTokカルト7Mの実態』は、同プラットフォームの全世界ランキング(英語作品)の2位に初登場した。
3話で構成されるこの作品は、7M Filmsと呼ばれる謎めいたマネジメント会社と契約したTikTokで有名なダンサーたちが、家族や友人から引き離され、カリフォルニア州の教会で洗脳されたと描写している。
この作品は、妹のメラニーとともに「Wilking Sisters」という人気のTikTokチャンネルを運営していたダンサー兼コンテンツクリエイターのミランダ・ウィルキングに焦点を当てている。2人のチャンネルは数百万人のフォロワーを抱え、大手ブランドとの契約も獲得していた。
ミシガン州で妹と暮らしていたミランダは、2019年にロサンゼルスを拠点とする7M Filmsと契約した後、家族と疎遠になり始めた。7M Filmsは、シェキナ教会の牧師であるロバート・シンが所有するタレントマネジメント会社で、ダンサーたちをシンの豪華な自宅に住まわせ、TikTokでグループのダンスを披露させていた。
彼女たちは、完璧なダンスで人気を博し、人気のトーク番組『エレンの部屋』などにも出演したが、その裏側で宗教指導者であるシン牧師に洗脳されていたとこのドキュメンタリーは主張している。ミランダの妹のメラニーと両親は、この作品のインタビューで、ミランダに会えなくなったことの悲しみと、彼女と再接触を試みた際の出来事を明かしている。
2022年2月に彼らは7M Films がカルト集団であり、ミランダが洗脳され支配されていると主張する動画をインスタグラムで公開した。