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2024.06.15 11:00

【米国株ウォッチ】アップル、生成AIの発表で株価は300ドルを目指すか?

さらに、生成AIのサービスを提供するために、大規模なクラウド・インフラを構築し、GPUにも数十億ドル規模の投資が必要な他の大手とは異なり、多くのタスクをオンデバイスで処理するというアップルの戦略により、比較的、設備投資額を削減できる可能性がある。アップルは現在、業界でも最高水準のモバイル向けプロセッサーを有しており、よりパーソナライズされたエンドポイントAIにおいて優位性を発揮する。

株価パフォーマンス

AAPLは2021年1月初旬の130ドル台から現在205ドル前後まで60%の力強い上昇を見せている。同期間におけるS&P500種株価指数の上昇率は約45%だ。しかし、AAPLの上昇は一貫しているとは言い難い。2021年のリターンは35%、2022年はマイナス26%、2023年は49%だった。

バリュエーション

私たちはAAPLの目標株価を約202ドルとしており、これは現在の市場価格とほぼ一致している。AAPLは24年度の純利益の約31倍で取引されており、これは過去の水準よりやや高い。しかし、アップルは来期以降、生成AIのトレンドに牽引され、収益成長が回復するはずだ。また、ハイエンド・デバイスに偏った製品ミックスの改善、サービス売上、部品コストの低下により、利益率も改善する可能性が高いだろう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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