あるRedditユーザーが発見し、9to5Macが報じたところによると、アップルはiPhoneのバッテリー残量が減って起動できなくなった時の画面表示を改善しようとしている。
アップルはしばらく前から「予備電力機能」という非常に便利な機能を提供している。これはiPhoneのバッテリー残量がほとんどなくなった時でも、わずかな電力をバックアップとして用意することで、「探す」機能でiPhoneを見つけられるというものだ。この機能は約5時間有効だ(訳注:Apple Payのエクスプレスカードも利用できる場合がある)。
その時ディスプレイには空のバッテリーアイコンと、iPhoneを探すことができる旨などが表示される。
iOS 18では、そこに「ほんのちょっとしたことだが非常に役に立つ追加」がなされる。画面の左上隅に時刻が表示されるのだ。アップルは賢明にもそれをiPhoneの通常状態に時刻が表示されるのと同じ位置に追加したので、自然に見つけることができる。
サムスンやグーグルなどのAndroid端末の中には、同様の端末を探す機能を備えているものはあるが、時刻表示は(まだ)ない。
あなたが夜型人間で、しょっちゅうバッテリーを切らすのでこの新機能が欲しいと思ったとしても、アップグレードをあせってはいけない。 残念ながらこの機能はすべてのiPhoneで使えるわけではないらしい。
MacRumorsによると、少なくとも現時点では、この機能はiPhone 15シリーズに限られるようだ。同誌のジュリ・クローバーがiPhone 15 Pro Maxで試してみたところうまくいったが、iPhone 14 Pro Maxで時刻は表示されなかった。
対応機種がProモデルだけになるのかどうかはまだ不明だが、わかり次第報告するつもりだ。
例によってもう1つ但し書きがある。この新しいソフトウェアが入っているのは開発者向けのベータ版だけであり、まだ追加されてから何日もたっていない。よって、毎日使うメインのiPhoneをiOS 18の開発者向けのベータ版にアップデートするべきではない。うまく機能せずバッテリー寿命が縮まり、厄介なことになる可能性もある。来月になれば、パブリック向けのベータ版もリリースされるはずだ。
(forbes.com 原文)