ジャスティン・ニュウ(IDGキャピタル)
同じく北京を拠点とするIDGキャピタルのパートナーのジャスティン・ニュウ(45)も今年初めてこのリストに選ばれた。彼は、企業向けデータサービスDEEPEXIのエンジェルラウンドを主導し、一部が国有のAIスタートアップSenseTime(センスタイム)やAI企業プロバイダーのEverstring(2020年に5億7500 万ドルでZoomInfoに買収)との取引に関わった。ニュウは、2007年にIDGに入社する前は、マッキンゼー・アンド・カンパニーで企業戦略と市場参入のコンサルタントとして勤務していた。ケビン・スペイン(エマージェンス・キャピタル)
エマージェンス・キャピタルのケビン・スペイン(52)は、時価総額が52億ドルの医療従事者向けモバイルプラットフォームのDoximity(ドキシミティ)や、評価額が40億ドルのクラウドバンキングサービスBlend(ブレンド)などへの大きな賭けを成功させて、初めてこのリストに選ばれた。彼は、2006年にエマージェンスに入社する前に、1998 年にマーケティング会社AtMadisonを設立し、ドットコムブームに乗ったが、やがてその崩壊の犠牲となっていた。彼はその後、マイクロソフトに入社し、エレクトロニック・アーツのオンラインゲーム事業の立ち上げに携わっていた。
ジェレミー・フィリップス(スパーク・キャピタル)
スパーク・キャピタルのゼネラルパートナーのジェレミー・フィリップス(51)は、ペイパルの共同創設者のマックス・レブチンが設立した、時価総額94億ドルの後払いの決済サービス会社Affirm(アファーム)への投資が評価され、今回初めてリスト入りした。彼は、旅行大手のトリップアドバイザーの取締役も務めている。オーストラリア出身のフィリップスは、ニューヨークのニューズ・コーポレーションで企業戦略と買収を担当した後、投資の世界に飛び込み、スパーク・キャピタルに入社した。彼は、コロンビア・ビジネス・スクールで非常勤講師としてデジタル投資の講座も担当している。
(forbes.com 原文)