健康

2024.06.17 16:45

ハイブリッドワーク時代の熱中症調査

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梅雨らしい長雨は影を潜め、すでに夏らしい日差しや暑さが続き、紫外線や熱中症対策が欠かせない季節。コロナ禍でリモートワーク全盛だった時代はすでに過去のものになりつつあるが、ハイブリットワークでオフィスワークが復活し、暑さの中で満員電車に揺られて通勤するというのは、辛く感じている人も少なくないはずだ。そんな、ハイブリットワーク時代における通勤時の熱中症対策に関する意識調査を第一三共ヘルスケアが行っている。

それによると、リモートワーク可能だった人がコロナ禍とそれ以降で出社頻度はどうかという問いに、「増えた」「増えたような気がする」を合わせると42.5%の人が増えたと回答。「変わらない」も40.4%と同程度いるものの、オフィスワークは確実に確実に増えているようだ。

出社が増えたと回答した人に、出社頻度が増えたことによるストレスの感じ方について問うたところ、「感じるようになった」「どちらかといえば感じるようになった」を合わせると72.1%が感じると回答。在宅で通勤することなく仕事に取り組めたほうが、ストレスが少ないようだ。

一方オフィスワークでは、通勤のストレスだけでなく、屋内外の出入りによる寒暖差が激しいことで体調を崩すこともある。そういった状況下で仕事のパフォーマンス影響はあるかとの問いに、パフォーマンスが60%未満に低下した人は44.0%に上った。

また、通勤時に熱中症になった/なりそうになった人の症状として、「不快だと感じるほどの症状」が44.1%、「集中力低下などの支障をきたす症状」が42.8%となっている。それが熱中症だと認識していればいいが、意外と自分が熱中症になる危険性を感じていないという人が54.4%もおり、通勤時にもなる可能性があるという意識をもつ必要がありそうだ。


リモートワークでのコミュニケーション不足から、オフィスワークを復活させハイブリッドワークを実行する企業が増えている。通勤を伴うオフィスワークは、どうしてもストレスが掛かかりがち。従業員が健康で快適に仕事をこなすには、それを打ち消すオフィス環境を構築できるか、企業の取り組みにもかかっている。

出典:第一三共ヘルスケア「通勤時の熱中症対策に関する意識調査」より

文=飯島範久

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