昨年11月、セトゥーデがトランプに対し、スウィフトについてどう思うかを尋ねたところ、「彼女は美しい。とても美しい！ 私は彼女がリベラルだと思う。おそらくトランプが好きじゃないだろう。とても才能があると聞いている。実際、とても美しい。ずば抜けて美人なんだ」と彼は答えたという。
トランプはまた、2020年にバイデン大統領を支持したスウィフトが本当にリベラルであるのかに疑問を呈し、「彼女は本当にリベラルなのか？ 演技じゃないのか？ カントリー歌手がリベラルで成功できるなんて驚きだ」と語ったという。
これに対しセトゥーデは、スウィフトがカントリーからポップにジャンルを変えたことを説明すると、トランプは別の著名なカントリー歌手に矛先を向け、バイデン大統領の就任式でパフォーマンスを行ったガース・ブルックスを非難した。
トランプは、「スウィフトは素晴らしいスター性を持っているが、彼女の音楽についてはよく知らない」と語ったと報じられている。
セトゥーデは、トランプのリアリティ番組のスターとしての経歴について書いた近著の『Apprentice in Wonderland: How Donald Trump and Mark Burnett Took America Through the Looking Glass』の取材のために、トランプにインタビューを行った。
スウィフトは2018年の中間選挙で政治に関する沈黙を破り、テネシー州の上院選で、民主党候補に投票すると明らかにした。
彼女は、2020年の大統領選でバイデン大統領を支持し、トランプを非難した。2020年5月に警官の暴行によって死亡した黒人男性ジョージ・フロイドの事件に抗議するデモが広がる中、トランプが、「略奪が始まれば発砲が始まる」と物議を醸すツイートを行った際に、スウィフトはトランプを非難し、「白人至上主義と人種差別を煽ってきたあなたが道徳的優位を装うなんて図々しい」と述べて、「11月の選挙であなたを追い出すつもりだ」と宣言した。
スウィフトが今年の大統領選で特定の候補を支持するかどうかは分からない。しかし、ニューヨーク・タイムズは1月に、バイデン陣営がスウィフトを「最も影響力のある支持者獲得のターゲット」に位置づけたと報じていた。
（forbes.com 原文）
