今週、BABYMETALはビルボード全米チャートの1つで初めて1位に輝いた。5月に全世界同時配信リリースされた『RATATATA(ラタタタ)』がたちまちヒットし、このチャートで最高位へ駆け上がるまで、それほど時間はかからなかった。
『RATATATA』は今週の「ハードロック・デジタル・ソング・セールス」チャートを支配した。このチャートには、その期間に米国で最もダウンロード販売されたハードロックのシングルのみがランキングされている。
この販売のみの集計で『RATATATA』はリリースから2週目に1位に躍り出た。前週は8位だった。
BABYMETALにとって、これがビルボードの「ハードロック・デジタル・ソング・セールス」チャートで2度目のトップ10入りだ。2020年には、英国のロックバンドであるBring Me the Horizon(ブリング・ミー・ザ・ホライズン)がBABYMETALとコラボしたシングル『Kingslayer』が同チャートの6位まで上がったものの、そこで失速した。この順位がこれまでの最高位だった。
『RATATATA』はハードロックのみに特化した販売ランキングで首位を獲得すると同時に、他の2つのチャートでも新たにランク入りを果たした。「ホット・ハードロック・ソングス」チャートと「ロック・デジタル・ソング・セールス」チャートの両方で9位に入ったのだ。
「ロック・デジタル・ソング・セールス」チャートで、BABYMETALがトップ10入りを果たしたのは初めてのことだ。これは発売から2週目に『RATATATA』が全米で好調な売り上げを記録したことを示している。
セールスに加えてラジオ聴取やストリーミングのデータも集計し、米国人がどのハードロック曲を消費しているかをランキングで表す「ホット・ハードロック・ソングス」チャートでは、BABYMETALにとってこれが3度目のトップ10入りとなる。
『RATATATA』はまた、同時に他のグループにとっても初の全米1位獲得に貢献している。このシングルは、エレクトロニック・ミュージックとハードロックやメタルを融合させて特徴的なサウンドを作り出すドイツのバンド、Electric Callboy(エレクトリック・コールボーイ)とのコラボレーションによるものだからだ。
(forbes.com 原文)