音楽

2024.06.09 13:00

ポール・マッカートニー、キャリア最大のはずだった共作曲の「栄誉」を逃す

マッカートニーはこれまで、2つの楽曲でプラチナ認定を獲得しているものの、『The Girl Is Mine(ガール・イズ・マイン)』と『Say Say Say(セイ・セイ・セイ)』のどちらもマイケル・ジャクソンとの共作である。RIAAにより、これら2曲はどちらも100万以上の売り上げを記録したことが正式に認定されている。

マッカートニーは多くのシングルでゴールドも獲得している。ゴールドとはつまり、これらすべての楽曲の販売や配信された数が50万を超えているということだ。かつてのビートルズ時代の作品や亡妻リンダ・マッカートニーとの共作、ウイングスのフロントマンとしてリリースした楽曲など、9曲がゴールド認定されている。だが、それを超えるには至っていない。

もし、RIAAから5プラチナに認定された『フォー・ファイヴ・セカンズ』に、マッカートニーの名前がクレジットされていたら、彼は米国で(少なくともRIAAが認める)自身最高のヒット曲を持つことになったのだが、今のところ、これまでヒットした数々の曲の記録で満足するしかないらしい。ただ、このレジェンドは、栄誉から取り残されたことにあまり動揺していないようだ。

そしてなんと、リアーナが今回RIAAから新たに授与された賞の中で、『フォー・ファイヴ・セカンズ』の5プラチナが最高だったわけではない。彼女は4つの楽曲でプラチナより上のダイヤモンド認定を獲得したのだ。つまり、『Work(ワーク)』、『Stay(ステイ)』、『Umbrella(アンブレラ)』、『Needed Me(ニーデド・ミー)』の4曲がすべて米国で1000万枚相当以上の売り上げを記録し、歴史的マイルストーンに同時に到達したということだ。なお、これらの曲でフィーチャーされているジェイ・Zやドレイク、ミッキー・エッコといったミュージシャンの名前も、やはりクレジットされていない。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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