ファッション

2024.06.16 15:00

デニムで遊べ─連載 Forbes JAPAN CIRCLE 30

労働着に端を発し、若者のファッションを象徴する衣料へと変貌したデニムウェア。モードメゾンのランウェイに不可欠なアイテムにまでなった現在も、その進化はやむことがない。そんなラグジュアリーなデニムは、遊ぶことをやめず、人生を謳歌する、大人こそが着るべき服だ。


進化したデニムの出掛けたくなる快適さ

ブルゾン69300円、セーター34100円、パンツ77000円、スニーカー59400円、バッグ50600円〈すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTel:03-6274-7070〉ベルトはスタイリスト私物

ブルゾン69300円、セーター34100円、パンツ77000円、スニーカー59400円、バッグ50600円〈すべてエンポリオ アルマーニ/ジョルジオ アルマーニ ジャパンTel:03-6274-7070〉ベルトはスタイリスト私物

色落ちしたデニム素材に見えるトラッカーブルゾンは、柔軟でなめらかなタッチのコットンフレンチテリー製。ナチュラルな伸縮性も備え、デニム調の武骨さとは対極的ともいえるソフトな着心地が味わえる。パイル状の内側は吸湿性も備えており、初夏まで活躍してくれる。リヨセル混でさらりとした肌ざわりのニットセーターやジャージー素材のジョガーパンツなど、快適かつスポーティなアイテムで揃えたい。

デニムで描き出す涼しげな情景を着る

シャツ325600円、セーター151800円[ともに予定価格]、ジーンズ105600円、スニーカー195800円、サングラス参考商品、時計1199000円〈すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTel:0120-00-1854〉

シャツ325600円、セーター151800円[ともに予定価格]、ジーンズ105600円、スニーカー195800円、サングラス参考商品、時計1199000円〈すべてルイ・ヴィトン/ルイ・ヴィトン クライアントサービスTel:0120-00-1854〉

インディゴデニムをベースに、漂白効果のあるモノグラム・フィッシュネットプリントを不規則に施したショートスリーブシャツは、青い海に漁網が揺らめくような情景が涼しげ。オーバーサイズでアウターとしても重宝する。「LV トレイナー・ライン スニーカー」は、色落ち加減の違う3種のモノグラム・デニム使用。ホワイトのニットと合わせ、デニムを鮮やかに引き立たてるのが正解だ。

上品に楽しむ多彩なデニムの表情

カーディガン246400円、Tシャツ117700円、ジーンズ159500円、スニーカー179300円、バッグ236500円〈すべてフェンディ/フェンディジャパンTel:0120-001-829〉

カーディガン246400円、Tシャツ117700円、ジーンズ159500円、スニーカー179300円、バッグ236500円〈すべてフェンディ/フェンディジャパンTel:0120-001-829〉

フェンディのメンズコレクションに欠かせないデニム。なかでもストレートシルエット採用の新しいジーンズは、程よいゆとりのあるレギュラーフィットでリラックスした雰囲気。ウォッシュ加工による色落ち感も激しすぎず、幅広いスタイルに活躍する。人気のスニーカー「フェンディ フロー」の新作にも、ジャカードで「FF」ロゴモチーフを織り込んだデニムを使用。デニムに合わせたブルー基調のコーディネイトで、上品かつ爽やかにまとめたい。

現代にフィットするモードな佇まい

セーター165000円、ジーンズ123200円、スニーカー317900円、サングラス92400円、バッグ393800円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスクTel:0120-961-859〉

セーター165000円、ジーンズ123200円、スニーカー317900円、サングラス92400円、バッグ393800円〈すべてベルルッティ/ベルルッティ・インフォメーション・デスクTel:0120-961-859〉

ベーシックなアイテムにモードのエッセンスを絶妙に加え、洗練されたコンテンポラリーなスタイルを提案する、ベルルッティのプレタポルテコレクション。上質なライトオンスデニムを用いたボタンフライジーンズも、基本デザインはいたってベーシック。だが、脚を通すとすっきりしたスタイリッシュなシルエットが浮かび上がり、佇まいにモードを感じさせる。靴とバッグをジャカード編みで描いたニットセーターに合わせるだけで絵になる一本だ。
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direction by Akira Shimada | photographs by Akira Maeda | styling by Makoto Yoshino | hair & make-up by Hanjee(Signo) | model by Asahina | text by Yasuhiro Takeishi

この記事は 「Forbes JAPAN 2024年7月号」に掲載されています。 定期購読はこちら >>

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