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2024.06.07 15:00

次期Pixel 9 Proは処理能力が3割向上? 端末でのAI処理で

Gabo_Arts / Shutterstock.com

来たるPixel 9シリーズでは、次世代のオンデバイスAIが搭載される見込みだが、グーグルはそのための準備を着実に進めているようだ。

ロシアのRozetkedのチームが、Pixel 9、Pixel 9 Pro、Pixel 9 Pro XLに関する新たな詳細を明らかにした。2024年のグーグルのフラッグシップモデルとされるリーク画像の公開に続き、今回は3つのモデルのベンチマーク結果を公開しており、処理能力の大幅な向上が示唆されている。

概略的なベンチマーク結果によると、Pixel 8と比較してPixel 9の3つのモデルではそれぞれ16%、31%、34%の性能向上が見られる。

ここに挙げられている3つのPixel 9のベンチマーク結果が異なることには注意が必要だ。これはハードウェアに関連する問題である可能性がある。大きな端末は、より多くの熱を逃がすことでチップセットを冷却できている可能性がある。また、これらの端末はリリースまでにまだ3〜4カ月あるため、ソフトウェアがリリース時と比べて効率的ではない可能性も考慮しなければならない。

現在のスマートフォンのトレンドを考えると、その性能向上は、さまざまなローカルで実行されるAIツールに活用されるだろう。これにより、現在のツールの実装がより高速になり、新しいツールの能力がさらに引き出される。

Pixel 8とPixel 8 Proの発表で、グーグルはAIスマートフォンの到来を予告した。大多数のメーカーがそれに追随し、AIは現在、スマートフォンのエコシステムにおける重要な一部となっている。アップルも来週開催されるWWDCでAIへの野望をプレビューするだろう。

Pixel 9と新しいTensor G4の組み合わせは、スマートフォン上のAIを加速させ、グーグルがさまざまなエコシステムにおけるAIの役割を定義し続けることを可能にするだろう。

forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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