「本当にそんなことが可能なのか?」と疑問に思う人もいるだろう。現行モデルでも、ディスプレイ周りの余白部分はすでにかなり細いのだ。
しかし、信頼性の高い情報筋のIce Universe(アイス・ユニバース)がX(旧ツイッター)に投稿したところによると、アイス・ユニバースはより細いベゼルが採用されるという情報を入手したそうだ。投稿には「私の友人が、iPhone 16 Proのベゼルが細くなり、Galaxy S24を追い抜いて世界最細のベゼルを持つスマートフォンになることを確認した。これは理想の形に非常に近いと思われる」とある。
アイス・ユニバースが言及しているように、現在最細のベゼルを持つのはサムスンだが、それも長くは続かないようだ。
投稿ではiPhone 16 Proのみが言及されているが、iPhone 16 Pro Maxも同様に細いベゼルになる可能性が高いだろう。今後の展開に注目したい。
これは以前、アップルがベゼルを細くするための「Border Reduction Structure (BRS)」技術を採用するという報道とも一致する。だがこの技術は、歩留まりに問題が生じていることが判明したため、採用が見送られるとの噂もあった。9to5Macが報じているように、BRSはスマートフォンの構造に影響を与えるためだ。「パネルの端付近にある配線や回路を下に曲げる必要があるため、生産の立ち上げ段階で製造上の課題が発生した」と報告されている。
ベゼルがこれ以上細くなるのは難しいように思えるし、誤ってタッチスクリーンが反応しないようにスマートフォンを持てるようにしたいものだ。しかし、アップルは「世界最細」の称号をサムスンから奪取できることを喜ぶだろう。
とはいえ、ベゼルが少しでも細くなるのは歓迎すべきことだ。噂通り、新しいProモデルのディスプレイサイズが大きくなる(Proが6.3インチ、Pro Maxが6.7インチ)のであれば、より細いベゼルの採用で手に収まりやすくなるかもしれない。
すべての人がこれに関心を持っているわけではなく、ある人はアイス・ユニバースに「この必要性が理解できない」と即座にコメントした。それに対してアイス・ユニバースは「あなたはベゼルに関心がないかもしれないが、もしGalaxy A54のデザインを始めて見たら、それを嫌うだろう」と返信した。
(forbes.com 原文)