3組のモンゴル人アーティストも来日
モンゴルの人たちは音楽と舞踊に優れた民である。飲食ブース以上に盛り上がっていたのは、ステージで繰り広げられるさまざまなライブだった。モンゴルのアーティストたちが人知れず来日し、都内のクラブでステージを繰り広げていることも以前書いたことがあるが、今回来日し、この祭りのステージに立った3組も、夜は都内各地でライブを行ったそうだ。
その3組とは、まずモンゴルの人気ロックバンド「HURD」。彼らの演奏はいかにも1970年代っぽいおやじロックだが、モンゴルにはこの種のプログレなロックを愛するファンが多いそうだ。また「OPOZIT」という2人組は当代人気ナンバーワンのラッパーだという。



モンゴル人デザイナーによるファッションショーも行われた。モデルは日本在住の若いモンゴル人男女だったそうだ。


会場には、伝統的なモンゴルの民族衣装を身に着けた女性もいたが、大半はモダンにアレンジされたモンゴル風エスニックファッションで、実際にウランバートルにでも行かなければ見かけることのできないセンスが感じられ、新鮮に思えた。
また前述の人気女性アイドルばりに肌の露出が多く、タトゥーを入れた女性たちもいた。これも興味深いことだが、そういうイケてる感じの彼女たちは、ロシア系と思われる友人と一緒にいたりする。彼女たちにとっては中国人よりロシア人などのユーラシア系の人たちのほうが身近な存在なのだろう。
