シュウィーターマンによると、合成温室効果ガスを利用して惑星をテラフォーミングする場合、温室効果ガスの濃度を長期間にわたって維持しなければならない。この期間は(濃度の維持が自動化された場合)文明がその後存続する期間全体もしくはそれ以上に及ぶ可能性がある。従って、テラフォーミングの検出可能性にとって重要なのは、惑星をテラフォーミングするのに要する時間ではなく、テラフォーミングした状態が維持される期間だと、シュウィーターマンは述べている。
地球から1000光年以内に、テラフォーミングされた惑星が何個あるのだろうか。
答えはゼロかもしれないが、地球外文明の産業による大気汚染の痕跡を見つけるよりは、テラフォーミングされた惑星の存在指標を検出する可能性の方が高いと、シュウィーターマンは指摘している。一時的な高汚染の時代を経験している惑星よりも、意図的に気候を改造した惑星の方が「捕捉」できる可能性は高いと、シュウィーターマンは続けた。
(forbes.com 原文)