実際に行動を起こした著名人も
注目すべきことに、ブロックリストに掲載された後、行動を起こした著名人もいる。例えば、歌手のリゾはインスタグラムに動画を投稿し、フォロワーにガザやスーダン、コンゴの住民を支援する援助団体に寄付するよう呼びかけ、自身が3つの団体すべてに寄付したことを明らかにした。リゾは寄付額を明言しなかったが、報道によると彼女は、パレスチナ人の避難民を支援するキャンペーンに約1万ドル(約157万円)を寄付したとされている。
一方、分析サイトのSocial Blade(ソーシャル・ブレード)によると、リストに掲載された多くの著名人のフォロワー数が減少しており、中にはこの運動の開始以来、数十万人もフォローを減らした者もいる。
これらの数字は、彼らのフォロワー全体から見るとごくわずかなものだが、BBCは、「デジタルアクティビズムは効果的なツールとなり、人々の意識を高め、政治運動を形作るのに役立つ」と指摘した。
さらに言うと、このムーブメントはテイラー・スウィフトのファンの間でも、一定の成果を上げつつあるようだ。X(旧ツイッター)では現在、スウィフトにパレスチナ支持を求めるハッシュタグ(#SwiftiesForPalestine)がトレンドに浮上している。彼女のファンの一人は先日、スウィフトのヨーロッパツアーの前座を務めるバンドのParamore(パラモア)が公開したガザの避難民への支援を求める声明に、このハッシュタグをつけて拡散した、
さらに、一部のファンは、スウィフトのコンサートの会場の外で「迅速な対応を求める!」と書かれたプラカードを掲げた写真を投稿している。
(forbes.com 原文)