暮らし

2024.06.04 17:45

不要品の買取金で寄付するクラファン「キモチと。」

プレスリリースより

ブックオフコーポレーションは、本やCDなどいらなくなったものを引き取り、その査定額を提携活動に寄付できるサービス「キモチと。」を実施しているが、サービス開始から5年にして、累計寄付総額が4億5000万円に達した。同社は6月5日の「環境の日」に向けて、「いま私にできること」を考え行動するひとつに同サービスの利用を呼びかけている。

ブックオフでは、2000年から不要品を誰かの役に立てるための「ボランティア宅本便」というサービスを立ち上げたが、さらに多くの人に気軽に利用してほしいと2019年に「キモチと。」と名称を変更した。

利用するには、まず「キモチと。」のサイトにログインして(ブックオフのオンラインショップで会員登録)、リストから支援したい活動(プログラム)を選択する。「このプログラムを応援する」ボタンをクリックすると申し込みフォームが表示される。必要事項を書き込んで送ると、宅配業者が指定日時に回収に来る。1週間ほどで査定額の通知があり、団体への支援結果は、「キモチと。」の「マイページ」で確認できる。

またブックオフ店頭に「キモチと。」の回収ボックスが置かれている場合もある。これは決められた団体への寄付に限られるが、ここに不要品を入れるだけで貢献できる仕組みだ。

支援できる活動(プログラム)は現在139件。パレスチナ・ガザ、能登半島地震、台湾地震の緊急支援のほか、日本の動物福祉の向上、病気の子どもたちの支援、障がい者支援、貧困家庭の支援、給付型奨学金など多岐にわたる。また、自分で支援プログラムを立ち上げることもできる。まさに、「気持ち」のクラウドファンディングだ。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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