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2024.05.31 11:00

【米国株ウォッチ】製薬大手ブリストルの配当利回りが一時6%超え

Igor Golovniov/SOPA Images/LightRocket via Getty Images

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米国時間5月29日の取引で、米国の医薬品大手ブリストル・マイヤーズ・スクイブ(ティッカーシンボル:BMY)は一時39.93ドルの安値を付け、四半期配当(年率換算2.4ドル)に基づく配当利回りが6%の大台を超えた。同日終値は40.25ドルとなり、終値ベースでの予想配当利回りは5.95%となった。

配当は投資家にとって特に重要である。歴史的に見ても、配当は株式市場のトータルリターンのかなりの部分を占めてきたからだ。例えば、1999年12月31日にS&P500種株価指数に連動するETF(SPY)を購入したとしよう。2012年12月31日の時点では、1口の価格は142.41ドルで、この期間で1口あたり4.67ドル減少している。しかし、同じ期間に1口当たり25.98ドルの配当金を受け取ったことで、トータルリターンは23.36%のプラスになる。配当金を再投資した場合でも、年間平均トータルリターンの増分は約1.6%にしかならない。これと比較すると、6%を超える配当利回りを享受することは、その利回りが持続可能であれば、かなり魅力的だと言えるだろう。また、ブリストル・マイヤーズ・スクイブはS&P500の構成銘柄であり、同指数を構成する大型株の一社として特別な地位を占めている。

一般的に、配当額は必ずしも予測可能ではなく、企業の収益性の浮き沈みに従う傾向がある。ブリストル・マイヤーズ・スクイブの過去の配当支払い履歴を確認することで、直近の配当が継続しそうかどうか、ひいては年間約6%の配当利回りを期待するのが妥当かどうかの判断材料となるだろう。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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