AI

2024.05.29 17:00

「もっと努力しろ!」、イーロン・マスクと「AIの父」ヤン・ルカンがSNSで喧嘩

Photo by Apu Gomes/Getty Images

ルカンは著名で影響力のあるコンピューター科学者であり、トロント大学のジェフリー・ヒントン教授や、モントリオール大学のヨシュア・ベンジオ教授らと並んで、「AIのゴッドファーザー」と呼ばれている。
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メタのAI部門を率いる彼は、先日、「ワールド・モデリング」と呼ばれるアプローチに基づく次世代のAIシステムの開発に取り組んでいると語った。これは、システムが周囲の世界を人間のように理解し、何かが変わった場合に、何が起こるかを予測する感覚を養うものだという。

ルカンは、以前にもマスクと対立しており、2017年にはマスクに対し当時のトランプ大統領から距離を置くように促した。また、今年3月にはマスクが掲げるAIの将来的なビジョンを否定し、「現状のAIは人間の知性のレベルには全く及ばない」と述べていた。

今回の2人の口論は、マスクのエックスエーアイがシリーズBラウンドで60億ドル(約9400億円)を調達し、メタやOpenAI、グーグルなどとの競争に向けて、優れた才能を引き寄せようとする中で勃発した。
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一方、2人の会話に割り込んだグーグルのソフトウェアエンジニアであるフランソワ・ショレは、ルカンに対し、「君たちはケージファイト(金網マッチ)で決着をつける必要がある」と、ジョークを言ったが、これはマスクが昨年、マーク・ザッカーバーグに格闘技での対戦を提案したことにちなんでいる。

ルカンはこのアイデアを否定したが、「ヨットレースならいいよ」と答えた。彼は以前、自分や同僚がセーリングしている写真をXに投稿したことがあり、彼のウェブサイトには友人たちと大型ボートのセーリングやレースを楽しんでいると記されている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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