スタートアップ

2024.05.31 13:15

テレビ朝日と電通、スタートアップ支援プラットフォーム「FTS」を始動

プレスリリースより

「未来を変える企業・新たな事業やサービスを創り出し、夢や希望が持てる社会へ。」をビジョンに、テレビ朝日と電通が主体となり、大企業の新規事業開発やスタートアップ起業を支援するビジネスプラットフォーム「FUTURE TALENT STUDIO」(FTS)が4月に始動。そして、このたび起業支援プログラムと事業アイデアコンテストの募集が始まった。

内閣官房が「スタートアップ育成5か年計画」を発表するなど、日本の未来を見据えた新規事業開発や起業を支援する機運が高まっている。そうしたなか発足したFTSは、テレビ朝日・電通が有するクリエイティビティ、事業プロデュース力、顧客ネットワーク、メディアとしての影響力といったアセットを総合し、新規事業開発およびスタートアップ起業にさまざまな方面から支援を提供する。そこに、新規事業の事業化や海外展開を支援する総合イノベーション支援カンパニーReGACY Innovation Group Inc.がパートナーとして、そして起業家などのビジネスネットワークを有するForbes JAPANがメディアパートナーとして参画する。

具体的な活動は、多様な事業者や団体とのネットワークを通じた新規事業や起業家の創出プロジェクトの推進、事業アイデアへのメンタリングやアドバイザリーの無料プログラムの提供、起業事例、VCファンドやスタートアップ関連の情報発信、事業アイデアを公募し事業化へつなげる起業支援、新規事業の製品プロモーションやイベント開催などとなっている。
無料の会員登録でさまざまなサービスが受けられる。

無料の会員登録でさまざまなサービスが受けられる。


これにともない、テレビ朝日は4月からテレビ番組『BooSTAR ースタートアップ応援しますー』の放送を開始した。月1回、日曜日朝10時からの不定期放送となる。見逃し配信も行われる。
5月19日に放送された『BooSTAR』第2回目の内容。

5月19日に放送された『BooSTAR』第2回目の内容。


また5月19日からは「FUTURE TALENT STARS PROGRAM 2024」(FTSP)と「FUTURE BUSINESS IDEA CONTEST 2024」(FBIC)の2つの募集が開始された。FTSPはインキュベータープログラムだ。審査の上採択された起業家の「伴走メンタリング」を行い、2025年3月にデモデイを実施する予定。

FBICは新規事業のアイデアコンテスト。個人部門と企業部門とがあり、個人部門は賞金30万円が贈られる。また、応募アイデアは『BooSTAR』で選定され、番組からの支援が受けられる。両プログラムともに、応募締め切りは7月31日。

FTSは無料で会員登録すると、業界の最新トピックスや全国のカンファレンス、ビジコンなどのイベントスケジュールのほか、プログラムの詳細など様々な情報が提供される。また事業パートナーとしては、渋谷エリアを中心に、出資に加えハード・ソフト両面からスタートアップ支援を推進する東急不動産、協力パートナーとしてはFUJITSU ACCELERATOR、高専インキュベート委員会、フォースタートアップスなども名を連ね、今後も続々と多様なパートナーが参画する予定。

番組連携も含めて、これまでにない次世代型のビジネスプラットフォームとしての期待が高まる。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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