サイエンス

2024.05.27 16:00

『ココメロン』のようなキッズ向け作品を子どもに見せてはいけない理由

朗報は、子どもにとって安全で心がなごみ、もっと豊かな視聴体験を提供してくれる代わりの作品がたくさんあることだ。これらの作品では、ストーリーが考え抜かれ、前向きな社会的メッセージを含み、全体として認知や社会性、情緒の発達をサポートする年齢相応の内容になっている。

・『ブルーイ(Bluey)』:家族生活の心温まる描写、想像力豊かな遊びや問題解決に重点を置いたこのアニメは、ゆったりとした語り口、親近感のあるキャラクター、品のあるユーモアと、子どもも大人も共感できる作品なので、家族の絆を深めるのにうってつけだ。独創性や感情知性、前向きな社会的交流を育む内容になっており、子どもに健全な教育番組を見せたい親にとって、よい選択肢になるだろう。

・『ウーナとババの島(Puffin Rock)』:みずみずしいアニメーションと心地よいナレーションのこの作品は、子どもに安らかな、視覚的にも刺激の少ない視聴体験を提供してくれる。優しい語り口と教育的なテーマを通じて、友情や好奇心、環境保護といった概念を魅力的で豊かな方法で紹介していて、これも親にとって歓迎できる選択肢だろう。

子ども向けコンテンツは、刺激過多で夢中になりやすいようにつくられていることが多いという点に留意する必要がある。一見、子どもに優しそうであっても、実際は子どもに向いているとは限らない。親は関連する情報に常にアンテナを張り、また子どもと一緒に見てみることで、その作品が子どもに及ぼしそうな影響を判断するようにしたい。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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