「Adobe Express」って何? AIってすごい
正直なところ、この話をもらうまで「Adobe Express」のことをよく知らなかった。というのも、何かしらのデザインをする必要がなかったからだ。Adobe Expressは用意されたテンプレートからイメージに近いものを選ぶ、テキストや写真を差し替えたり、色や形状、大きさを変えたりしてデザインを完成させるアプリだ。プレゼン資料やお店のメニュー表、各SNS向けの画像、動画のテンプレートがあり誰でも簡単にカタチにすることができる。しかも無料でも基本的な機能はすべて利用可能で、実際に仕事で使える書類やポスターも作れる。有料版になると使えるすべてのテンプレートが利用可能になり、機能も増えるが、ひとまず私は無料で十分そうだ。
私はZ世代ど真ん中でデジタルデバイスの使い方には慣れているが、クリエイティビティに欠けていると自覚しているので、アプリの説明時には冷や汗をかくほど不安だった。岩本さんの指示に従い、試しにプレゼン資料のテンプレートを選び、作業を始めてみた。すると……、難しい操作もなくパッと簡単に画像を変更できたのだ。
さらに、画像は私自身が写ったものだったが、アドビの生成AI「Adobe Firefly」を使って、私自身の姿も編集してみた。元の写真は白い服を着ていたが、Fireflyに「似合う衣装」と指示すると瞬時に写真の私は青い服を着ていた。さらに「強そう 服」と指示すると腕を組んでいる格好にしてくれたり、「ヘアアレンジ」と指示すると髪形を変えてくれるなど、無茶ぶりしてみたが、それらも見事に反映してくれた。急きょ、フォーマルな格好をした写真が必要になったときにも役立ちそうだ。
AI、生成AIについて、何かと話題になっているしForbes JAPANでも記事が出ているが、実際に触ったのは初めてだ。すごいとは見聞きしていたが、無茶ぶりにも応えてくれるとは。しかも無料でも利用できる。