NBAプレーオフ決勝、東のセルティックスと西のウルブズが激突するのは?

ミネソタ・ティンバーウルブズ vs ダラス・マーベリックスの展望

西の注目は、ウルブズのアンソニー・エドワーズ(右)とマーベリックスのルカ・ドンチッチ(Getty Images)

西の注目は、ウルブズのアンソニー・エドワーズ(右)とマーベリックスのルカ・ドンチッチ(Getty Images)

西決勝のカードは予想外な展開になりました。No.2のウルブズは西準決勝の第7戦にて昨年優勝チームのデンバーナゲッツ相手に20点ビハインドした状況から逆転勝ちし、20年ぶりに西決勝に進みました。一方マーベリックスも西準決勝では西No.1シードのOKCを倒し、2021-2022年ぶりに西決勝の場に戻ってきました。

このシリーズで一番の注目は各エース対決です。ウルブズのアンソニー・エドワーズとマーベリックスのルカ・ドンチッチのどちらが爆発的なパフォーマンスを残せるか、大きな注目が集まります。

ドンチッチについては知っている日本人ファンも多いと思いますが、エドワーズはプレーオフで平均28.9得点 3Pt 39.8%を記録しており、得点面やアウトサイドの効率面で比較するとドンチッチ以上の成績を残しています。ナゲッツとの第7戦では後半に覚醒し、一気にナゲッツに詰め寄った彼のパフォーマンスは圧巻でした。二人ともNBAの顔であることは疑いようがないものの、このプレーオフという大舞台でどちらがより輝くのかは本当に楽しみです。

インサイドでアドバンテージ持つウルブズ

ウルブズの有力な守備陣、ルディ・ゴベア(右)とカール・アンソニー・タウンズ(一番左)(Getty Images)

ウルブズの有力な守備陣、ルディ・ゴベア(右)とカール・アンソニー・タウンズ(一番左)(Getty Images)

ナゲッツを苦しめたのはウルブズのインサイドでの強さです。今シーズン4度目となる最優秀守備選手賞を獲得したルディ・ゴベア、攻守の要カール・アンソニー・タウンズ、控えからはNBAシックスマン・オブ・ザ・イヤーに輝いたナズ・リードなど高さにおいてウルブズにアドバンテージがあります。

マーベリックスは西準決勝ではセンターのギャフォードやライブリー2世がロブパスターゲットとして豪快なダンクを叩き込む場面も多かったですが、このシリーズではそうはいかないと思います。特にタウンズはナゲッツのヨキッチ相手にも素晴らしいディフェンスを見せていました。ファールが多い点が弱点ですが、それを抑えることができればマーベリックスは苦戦するかもしれません。

以上のことから、予想するならウルブズが4勝2負で勝利すると思います。

ただプレーオフではロールプレイヤーの思いがけない大活躍があったり、番狂せが起きる醍醐味があるので正直どこのチームが決勝に上がってきてもおかしくないだけに、私もここから観戦を楽しんでいこうと思います。

Forbes JAPANでは引き続き、NBAの最新話を更新していきますのでご期待ください。僕と一緒にNBAを盛り上げていきませんか?

連載:「まっつんのNBAだべり場」

文=まっつん

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