NBAプレーオフ決勝、東のセルティックスと西のウルブズが激突するのは?

東の注目は、セルティックスのジェイソン・テイタム(右)vs ペイサーズのタイリース・ハリバートン(Getty Images)

こんにちは! YouTube「まっつんのだべり場」を運営しているまっつんです。今シーズン開幕に合わせて連載「まっつんのNBAだべり場」がスタートしました。月1回、NBAの最新情報や八村塁、渡邊雄太の現状などをお届けしてます。「まっつんのNBAだべり場」

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先月から開幕したNBAプレーオフ2024。開幕したと思った矢先に、渡邊雄太選手のNBA引退の発表がありました。彼の20代はアメリカで挑戦し続けるという強い意思と覚悟で駆け抜け、今回の引き際までも全てがかっこよく、本当に感動しました。NBAの平均キャリアは4年半程度ですが、その競争が激しいリーグで6シーズン戦い続けた姿は日本のNBAファンの記憶に強烈に今後も残っていくと思いますし、感動をありがとうございましたと心からお伝えしたいです。

そんななか、NBAプレーオフでは現在各地区の決勝が始まりました。

今年は東では前評判通りNo.1シードのボストン・セルティックス、そしてNo.6シードから勝ち上がってきたインディアナ・ペイサーズが激突。西では優勝候補のデンバー・ナゲッツを倒し、20年ぶりに決勝に駒を進めてきたNo.3シードのミネソタ・ティンバーウルブズ、そしてNo.5シードから勝ち上がってきたダラス・マーベリックスが激突します。

今回は各地区の決勝の見どころについてお伝えします。

東:ボストン・セルティックス vs インディアナ・ペイサーズの展望

圧倒的な強さを見せるセルティックスに対抗するチームが、ペイサーズだ(Getty Images)

圧倒的な強さを見せるセルティックスに対抗するチームが、ペイサーズだ(Getty Images)

先月のコラムでもセルティックスの強さを紹介しました。ここまで対戦相手のエースが欠場するというセルティックスにとっては有利な展開でしたが、予想通り圧倒的な強さを見せています。時に気が抜けるプレイをしてしまう弱さもありますが、それでも終盤でゲームを締めくくる強さは圧倒的です。

現在はスタメンセンターのクリスタプス・ポルジンギスが怪我で欠場中ですが、東決勝のどこかで復帰できる見込みもあり、メンバーがそろいつつあります。そのセルティックスに対抗するのがペイサーズです。
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ペイサーズは東準決勝をGame7まで戦っていたため、中1日のみの休息で東決勝に挑みます。ペイサーズはエースのタイリース・ハリバートンを中心にリーグの中でもトップクラスの攻撃力が強みのチームであり、とにかくよく走ることでプレーオフでは攻撃力はリーグ1位になっています。

強みを引き続きいかしていくためにハリバートンがアグレッシブに攻めていくことは大前提ですが、セルティックスとのシリーズでは特に守備面が重要になってきます。

ペイサーズはシーズンから守備面では苦戦を強いられる場面も多く、プレーオフでも守備力は16チーム中13位になっています。(2024年5月22日時点)
今季のペイサーズのキーマンのひとり、パスカル・シアカム(Getty Images)

今季のペイサーズのキーマンのひとり、パスカル・シアカム(Getty Images)

このためシリーズでもキーマンはウイングのアーロン・ネスミス、アンドリュー・ネムハード、そしてパスカル・シアカムになると思われます。彼らがセルティックスのテイタム&ブラウン以外にもホワイトやホリデーをいかに抑えていくかで試合の流れが決まってくるため、個人的にはこの点を特に注目しています。残念ながら初戦は敗れてしまいましたが、最後まで接戦だったためここからどのような展開になるのか非常に楽しみです。

あえて予想をするのであれば、セルティックスが4勝1負で勝利すると思います。
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文=まっつん

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