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2024.05.26 18:00

「世界で最も利益を上げた」スポーツチーム2024年版

ダラス・カウボーイズは、2年連続で世界で最も利益を上げているスポーツチームとなった(Shutterstock)

ダラス・カウボーイズは、2年連続で世界で最も利益を上げているスポーツチームとなった(Shutterstock)

過去3シーズンにおいて、NFL(ナショナル・フットボール・リーグ)のダラス・カウボーイズとニューイングランド・ペイトリオッツはたった2チームで、米国のプロ野球リーグ全30チームの合計よりも多くの収益を上げた。
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MLB(メジャー・リーグ・ベースボール)、NBA(ナショナル・バスケットボール・アソシエーション)、NHL(ナショナルホッケーリーグ)、そして欧州サッカーではすでに行われたように、プライベート・エクイティがNFLに投資する日も近いかもしれない。ウォール街がアメリカン・フットボールに食らいつがずにいられない理由のひとつは、NFLの比類のない収益性にある。

フォーブズが集計した直近3年間のEBITDA(利払い・税引き・償却前利益)ベースの営業利益をみると、「世界で最も収益性の高いスポーツチーム」上位25チーム中、13チームがNFLに属するアメリカン・フットボールのチームだった。これに続くのがNBAの6チームと、サッカーのイングランド・プレミア・リーグ(EPL)の5チーム、残る1チームはドイツのサッカーリーグであるブンデスリーガだった。

収益性が高いチームは、大きな市場でスタジアムを運営している。過去3シーズンのダラス・カウボーイズとニューイングランド・ペイトリオッツの営業利益を合計すると18億3000万ドル(約2867億円)になるのに対し、MLBの全30チームの営業利益を合計しても17億6000万ドル(約2758億円)にしかならない。
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最も収益性の高い上位25チームの平均営業利益は3億7800万ドル(約592億円)と、昨年より7.7%増えている。NFLのアトランタ・ファルコンズとEPLのアーセナルが新たにベスト25入りを果たしたが、その理由は対照的だ。アトランタ・ファルコンズは2019年から1億ドル(約157億円)近く選手の年俸総額を削減した。一方のアーセナルは、ピッチ上のパフォーマンスが向上したこともあって過去3年間で1億3000万ドル(約204億円)の収益を上げ、2022-23年のヨーロッパリーグでベスト16入りしたことで、さらに3000万ドル(約47億円)を稼いだ。
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翻訳=日下部博一

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