イーサリアムブロックチェーンのネイティブトークンであるイーサの価格は、21日未明にかけて3650ドルまで上昇し、24時間で17.5%以上の上昇を記録した。
世界で最も時価総額が高い暗号資産であるビットコインの価格も同期間に、6.1%以上上昇して7万1000ドルを記録した後に約7万880ドルをつけていた。ドージコインやバイナンスのBNBといった他の人気のトークンもそれぞれ8.5%と7%上昇した。
イーサを含む暗号資産の上昇は、イーサの現物ETFがまもなく当局の承認を受けるかもしれないという憶測の中で発生した。SECは、イーサの現物ETFの上場を検討している取引所に対し、「Form 19b-4」と呼ばれる規制書類をアップデートもしくは再提出するよう要請したと報じられている。これらの要請は通常、新しいタイプのETFの承認をSECに求める際に行われる。
暗号資産メディアのCoinDeskは、匿名の情報筋のコメントを引用して、SECがこれらの提出書類を「前倒し」で提出するよう求めており、23日までに当局がこれらの申請を承認する可能性があると報じている。
ブルームバーグのアナリストのジェームズ・セイファートとエリック・バルチュナスは20日に現物イーサのETFが承認される確率を以前の25%から75%位に引き上げた。バルチュナスはX(旧ツイッター)への投稿で、「今日の午後に、SECはこのますます政治的になっている問題に関して180度、スタンスを変えるかもしれないとという話を聞いた」と投稿した。
ビットコインの価格は、年初から約60%上昇しているが、これは主にSECによる現物ビットコインETFの承認を受けてのものだ。
(forbes.com 原文)