『Ghost of Tsushima』PC版が大ヒット Steamで新記録達成

Rokas Tenys / Shutterstock.com

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2020年7月にPlayStation向けに発売されたサッカーパンチプロダクションズの人気ゲーム『Ghost of Tsushima』が先週、PCゲームプラットフォームのSteam(スチーム)で発売され、ソニーが販売するPCゲームソフトとして新記録を達成した。

PC版は、パフォーマンスの問題や、マルチプレイ利用時に「PlayStation Network(PSN)」アカウントが必須とされたことから、否定的なレビューも多く投稿されているものの、レビュー全体の88%が同作をおすすめする内容で、「非常に好評」の総合評価を得ている。(PSNの問題がなければ、「圧倒的に好評」となっていただろう)

PC版の人気は非常に高く、ソニーが販売したシングルプレイゲームのPC移植版としては、『God of War』を抜いて過去最大のヒットとなった。『God of War』はすべてのレビューが「圧倒的に好評」、最近のレビューが「非常に好評」となっている。個人的には『Ghost of Tsushima』のゲームプレイと世界観の方が好きだ(ストーリーに関して言えば、クレイトスとアトレウスという魅力的な親子を主人公とした『God of War』に軍配が上がる)。

19日の日曜日、『Ghost of Tsushima』の同時接続プレイヤー数はピーク時で7万7154人に達した。これは『God of War』が発売初週に記録した7万3529人より数千人多い。どちらも、PlayStationでの発売から数年たったシングルプレイアドベンチャーゲームとしては非常に大きな数字だ。

マルチプレイソフトを含むソニーのPCゲームで過去最大のヒット作となっているのは『HELLDIVERS 2』だ。同作は発売から12週間でPS5とSteam向けに1200万本を販売しており、史上最速で売れたPlayStationゲームともなっている。PC分野に進出しつつも、マイクロソフトのサブスクリプションサービス「Game Pass」のように看板タイトルを初日に無料で提供するという過ちは犯していないソニーの戦略が正しいことは明らかだ。

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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