「フラワームーン」には、ほかに「ミルクムーン」「Hare Moon(うさぎの月)」などの呼び名がある。またボーナスとして、この満月は夜空でさそり座の赤色巨星、アンタレスの近くに現れる。
フラワームーンを見るために必要なことを、正確な時間、場所、最もよく見るための方法を含めて以下に記す。
フラワームーンはいつ?
フラワームーンは日本時間5月23日木曜日22時53分(協定世界時13時53分)に満月の瞬間を迎える。ただし、一番の見ごろがいつなのかは議論のあるところだ。フラワームーンを見るのに最適な時間
満月が最も美しいのは、太陽が西に沈んだ直後に東の地平線に現れるタイミングだ。普段よりも際立ち、美しく淡いオレンジ色に彩られている。最高の瞬間は、5月23日木曜日にあなたのいる場所で月が昇る時だ(訳注:東京では日の入が午後6時47分、月の出が午後6時41分)。昇ってくる満月の左下にはさそり座の赤色巨星、アンタレスが見える。
フラワームーンを見る方法
東に面した高い場所を探すか、東向きの海岸へ行こう。どちらも地平線・水平線が開けているはずで、天気が良ければ最高の「フラワームーン」を見ることができるだろう。肉眼でも完璧に見えるが、双眼鏡があれば驚くようなクローズアップが見られるだろう。オレンジ色に見える理由
フラワームーンは、夕暮れ時に東の地平線に現れるときに最も大きく、最も美しく見える。15~20分間、月はオレンジ色に見える。それは、地球の大気が濃い部分を通して見えているためだ。波長の長い赤とオレンジの光は、より多くの粒子と衝突して散乱する。日没時に空がオレンジ色になるのと同じ理由(レイリー散乱)だ。次の満月はいつ?
フラワームーンの次の満月である「ストロベリームーン」は日本時間6月22日土曜日午前10時08分、協定世界時6月21日金曜日午前1時07分に現れる。それは2024年6番目の満月であり、北半球で初となる夏の満月だ。各地の日の出/日の入り、月の出/月の入りの正確な時刻については、気象庁のウェブやこちらのサイトなどを参照してほしい。
(forbes.com 原文)