映画

2024.05.16 19:00

人気ゲームの実写化『Fallout』、視聴時間で他のストリーミング番組を圧倒 米国

同ドラマは、HBOシリーズのドラマ『THE LAST OF US』、映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』、映画『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』など、ここ数年で大成功を収めたビデオゲーム映画化作品の1つだ。『THE LAST OF US』は、1月最初の1週間で8億3700万分視聴され、エミー賞8部門を受賞した。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』は、米国内興行収入が5億7500万ドル(約885億円)、全世界興行収入が13億6000万ドル(約2094億円)で、昨年2番目の興行収入を記録。『ファイブ・ナイツ・アット・フレディーズ』は、2023年最高の興行収入を記録したホラー映画であり、全世界興行収入では今年第19位となった。

しかし、このジャンルは常に成功の連続だったわけではない。映画 『モンスターハンター』(2020年)、映画『バイオハザード:ザ・ファイナル』(2016年)、映画『ラチェット&クランク THE MOVIE』(2016年)などは、興行的には失敗し、批評家からも酷評されたビデオゲームの映画化作品だ。

ゲームプラットフォームのSteamによると、ビデオゲームの『Fallout 4』を過去30日間にプレイした人の数は3万2983人で、前月と比較して増えている。『Fallout』が初放送された4日後の4月14日から55.65%増加した。同シリーズの別タイトルである『Fallout 76』のプレイヤー数は45%増、『Fallout Shelter Online』のプレイヤー数は35.7%増となっている。

The Gaugeには今回初めて、放送、ケーブル、ストリーミングなど、あらゆる種類のテレビ視聴について、メディア企業別の番組消費ランキングが掲載された。ニールセンは、全米のメディア配給会社を親会社までさかのぼり、企業別の視聴分数を計算し、視聴全体のうち各企業が占める割合を割り出した。4月には、ウォルト・ディズニー・カンパニーが全プラットフォームにおける視聴の11.5%を占め、YouTube(9.6%)、NBCユニバーサル(8.9%)、パラマウント(8.8%)、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(8.1%)と続いた。

forbes.com原文

翻訳=江津拓哉

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