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2024.05.15 17:00

iOS 17.5公開、「AirTagの悪用」を防ぐ新機能を追加

Getty Images

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アップルはiPhone用の最新OS、iOS 17.5を公開した。これは大きなアップデートであり、6月に世間の注目が次期iOS 18に移る前、最後のアップデートになる。それまでの間にもアップデートはあるだろうが、ほとんどがバグ修正で新機能の追加はないはずだ。

iOS 17.5の対象モデル

2018年のiPhone X、iPhone X MaxおよびiPhone XR以降すべてのiPhone、具体的にはiPhone 11、iPhone 12、iPhone 13、iPhone 14およびiPhone 15の各シリーズが対象で、iPhone SEの第2世代と第3世代も含まれる。

入手方法

「設定」アプリを開き、「一般>ソフトウェアアップデート」へと進む。「今すぐダウンロード」をタップすればすぐにダウンロードが始まる。ダウンロードサイズは大きく、筆者のiPhone 15 Pro Maxでは約1.5GBだった。

変更内容

このアップデートでは、「トラッキング通知」に大きな変更があり、互換性のあるBluetoothトラッカーが知らないうちに自分といっしょに移動していると通知されるようになった。これは、AirTagに対してはすでに対応していたが、今回は他のトラッカーに対しても、使用しているOSに関わらず対応するようになったことが大きなポイントだ。
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そして「Repair State(修復状態)」も追加された。これはスマートな仕組みで、iPhoneを修理のためにアップルに送るときに「探す」機能を無効にする必要がなくなる。

本アップデート公開後、アップルは上記のトラッキング通知について詳しい情報を公開した。アップルは、グーグルと密に連携していることを強調し、新機能の仕組みを正確に説明している。

アップルは新機能の目的について「これは、持ち物を追跡できるように設計されたデバイスの悪用を減らすのに役立ちます」と述べている。リリースでは、これがiOS 17.5だけでなく、Android 6以降が動作しているAndroid端末でも利用できることを説明している。
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リリースは、たとえば「ユーザーが借りている物にトラッカーが付けられている可能性」もあり、その場合はメッセージを無視することができると述べている。しかしそうでない場合、「iPhoneはトラッカーの識別子を表示したり、見つけやすくするためにトラッカーから音を再生したり、トラッカーを無効にする手順にアクセスしたりできます」とアップルは説明している。「Chipolo、eufy、Jio、Motorola、Pebblebeeを含むBluetoothタグのメーカーは、今後のタグで対応することを約束しています」とも書かれている。

また、EUの圏ユーザーにのみ、大きな新機能である「Web Distribution」が追加される。これは、アプリをウェブから自分のiPhoneにダウンロードできるようになるというものだ。例によって、EU向けの新機能に関して、他の国々は自分たちも追随すべきかどうか注意深く見守っている。
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forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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