2. 自分の限界を正直に打ち明ける
友人に対して、「あまり時間をとれないことがある」という言いにくい事実を説明するのは、気の重いタスクかもしれない。前のように付き合えないことに関してあなたが感じるかもしれない後悔や罪悪感は、いつまでもつきまとう。だが、気が重い話題だとはいえ、思い切って話をすれば、ネガティブな感情が消え、自分自身に課していた見えない重荷を解消するのに役立つはずだ。2021年に発表されたある研究は、お互いに支え合い、相互に恩恵をもたらす関係を構築することで、友情が強まる可能性があると結論づけている。自分の弱い部分を見せ、人付き合いに関して限界があることを認め、健全な境界線を引きたいと意思表示すれば、こちらがどういう状況なのか、友人に理解してもらうのに役立つはずだ。
こうした行動はまた、友人との関係が途絶えることを防ぐとともに、友人に対しても、あなたと同様に自身の感情や境界線を表現する機会を与えることができる。
自らの思いをはっきりと表現し、主導権を取り戻すことは、友人との絆をさらに強める後押しにもなる。また、人付き合いに関する「気力のバッテリー」を再充電するのに時間が必要なのだと、友人に知ってもらうこともできる。
「今、自分にできる人付き合いはこのくらい」と知らせる、簡潔なテキストメッセージを送るだけでも、両者にメリットがあるだろう。これなら、友人を放置しているわけではないので、こちらの気力のバッテリーがフル充電されたところで、また連絡をとることもできるはずだ。
3. 「友人と連絡をとる」タスクをスケジュールに組み込んでおく
人と音信不通の時期が続くと、お互いに相手についての記憶が消えてしまうことがある。あなたにとって友人の存在が背景へと追いやられると同時に、友人の側でも、あなたから連絡がこない状況に慣れ、新たな生活を送っている可能性がある。予定が立て込んで忙殺されていると、友人に連絡すること自体を思い出すのが難しくなることもあり得る。連絡をするというタスクを、リマインダーを設定したりToDoリストに追加したりするのは、友人を今の自分の生活に組み込むのに有用な方法だ。このタスクを複数の日に追加して、「この日に連絡しなければ」というプレッシャーを軽減することもできる。
対面でのやりとりが重荷に思えるようなら、テキストメッセージやソーシャルメディアを活用することで、友人との強い絆を保つのも1つの方法だ。2022年に学術誌Computers in Human Behavior Reportsに掲載された論文では、友人とのオンライン上のやりとりが、安心感や自信、疎外感の解消につながる可能性があると結論づけている。
最後に、あまり深く考えず、「話すべき事柄」を前もって頭に置かずにただ連絡をとるだけの行為にも、実は想像以上の力がある。2022年に学術誌Journal of Personality and Social Psychologyに発表された論文では、自分の方から声をかけて始まったコミュニケーションに関して、人は「相手からの評価」を過小に見積もりがちだということが判明している。
相手を無視してしまっているとしたら、問題なく関係が続くことを期待することはできない。疎遠になった友人と関係を修復するのは、とてつもない労力を要するタスクのように思えるかもしれない。だが、オープンな意思疎通を心がけ、友人に自分の弱さを見せれば、それは十分に達成可能だ。
他のあらゆる人間関係と同様に、友人との関係でも、行き違いが起きることはある。だが、自ら主導権を持ち、改善したいという意思を持つことで、関係を修復することは可能だということを覚えていてほしい。
(forbes.com 原文)