2024.05.13 12:00

世界最高の空港ホテル2024、トップはアジアのハブ空港

shutterstockシンガポールのクラウンプラザチャンギエアポート(Dr David Sing / Shutterstock.com)

空港直結、あるいはすぐ近くに立地するホテルの予約は通常、利便性を念頭にしたものだ。早朝のフライトのため空港にすぐ行けるところがいい、乗り継ぎ便の待ち時間がラウンジでやり過ごすには長く、だが街を見て回るほどではないとか。空港ホテルの中には、アメニティや設計で利便性以上のものを提供するところもある。英ロンドンの航空業界格付け会社Skytrax(スカイトラックス)は毎年、空港ホテルのランキングを公表している。

発表によると、今年の世界最高の空港ホテルはシンガポールのクラウンプラザチャンギエアポートだ。

IHGリゾート&ホテルが運営する同ホテルは、Skytraxの空港ホテルのランキングで過去9年連続1位を獲得している。

アジアの主要ハブ空港であるシンガポール・チャンギ国際空港は、自然をテーマにした複合商業施設「ジュエル」の存在もあって旅行者に人気だ。ジュエルには7階ほどの高さのある屋内の滝や生け垣で作った迷路、店舗、レストランなどがあり、2000本以上の木々やヤシの木や1万本以上の低木が生い茂る緑豊かな空間が広がる。

米国の空港ホテルで最も評価が高く、グローバルでも上位に入ったのはニューヨークのジョン・F・ケネディ空港にあるすばらしくノスタルジックなTWAホテルだ。1958年製のロッキードのプロペラ旅客機コンステレーション(愛称コニー)を改造したカクテルラウンジで1杯楽しめる。

「エアポート・ホテル・アワード」は宿泊客へのアンケート調査に基づいて決定される。調査項目は空港へのアクセス、スタッフの接客態度、客室とバスルームの清潔さ、ベッドルームの快適さ、用意されているアメニティ、お得感などだ。
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翻訳=溝口慈子

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