スポーツ

2024.05.11 15:00

テニス王者ジョコビッチの頭部を水筒直撃、うずくまる イタリア国際

Giampiero Sposito/Getty Images

Giampiero Sposito/Getty Images

男子テニス世界ランク1位のノバク・ジョコビッチ(セルビア)が5月10日、イタリア・ローマで開催されたBMLイタリア国際の1回戦を終えてセンターコートから出ようとした際、アクシデントに見舞われた。通路上部の観客席にいたファンのバックパックから落ちた水筒がジョコビッチの頭部を直撃した。

ジョコビッチはコランタン・ムーテ(フランス)を6-3、6-1のストレートで下した後、観客のサインに応じていた。その際、観客席から落ちた水筒がジョコビッチの頭頂部に当たり、ジョコビッチは痛みでうずくまった。

米スポーツ専門局ESPNのパトリック・マッケンローは「テニス選手が一般的にいかに観客に近いかがこのアクシデントで浮き彫りになった」と指摘し、「恐ろしい。ノバクが無事であることを祈ろう」と語っている。

ファン撮影の上の映像からして、水筒は重く、ステンレス製のように見える。あるファンが「誰の水筒だ」と言っているのが聞こえる。

BMLイタリア国際で6度の優勝を誇るジョコビッチは、12日の3回戦で第29シードのアレハンドロ・タビロ(チリ)と対戦することになっており、その試合まで丸一日ある。

37歳のジョコビッチは今月末から始まる全仏オープンで、史上最多となる25回目のグランドスラム優勝を目指している。また、今夏開催されるパリ五輪にも出場予定だ。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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