陸送会社は、輸送車の運転手の名前と電話番号を教えてくれたので、陸送中も電話をかければ運転手が今どこにいるかを把握することはできた。しかし、私は運転手に迷惑をかけたくなかった。そこで、Bluetoothを使用したカード型スマートトラッカー「Chipolo CARD Spot(チポロ・カード・スポット)」を入手して、娘のクルマのトランクに入れておくことにした。
先日、輸送車の運転手が娘のクルマをトラックの最上部に積載してからというもの、私はその場所を追跡することに夢中になっている。家族は私が運転手にストーカー行為をしていると言う。私は単にクルマの所有者として責任を果たしているだけだ。言い方の問題だが、私が正しいのではないだろうか?
それはともかく、チポロのカード型トラッキングデバイスはクレジットカードと同じくらいの大きさと厚さだ。つまりクレジットカードと一緒に財布に入れておける。そうすることによって、もし財布をどこかに置き忘れたり、あるいは盗まれたりしても、アップルの「探す(FindMy)」アプリを使ってその場所を特定できるだけでなく、「紛失モード」をオンにすれば、かなり大きなアラーム音を鳴らしたり、発見した人物に通知を送ることもできる。これはとても賢いテクノロジーの使い方だ。しかも防水でもある。
まず最初に私を感心させたのは、そのシンプルさだ。驚くほどすんなりと起動させることができる。文字どおり、箱から取り出して唯一のボタンを押し、アプリに追加してペアリングするだけ。正直に言って、すべてのプロセスが完了するまで20秒くらいしかかからなかったと思う。今のところ、アップルの「探す」アプリのみを介して機能するが、メーカーによるとグーグルの「デバイスを探す(Find My Device)」にも対応するカード型デバイスを間もなく発売する予定だという。