ニュースサイトHuawei Centralによると、ファーウェイは現在、一部の国でPura 70シリーズの70 Pro+を除く3モデル(70、70 Pro、70 Ultra)の予約を5月24日まで受け付けている。同サイトは、グローバル版を注文できる国としてマレーシアを例に挙げており、予約注文には、イヤホンやサービスなどのプレゼントが付いてくると報じている。
グローバル版には、ファーウェイの独自OSの「Harmony OS」ではなく、標準的なAndroid OSが採用されているが、「Petalマップ」などのファーウェイが運営するアプリは搭載されている。グローバル版も中国版と同じく同社のEMUI使用しているため、ソフトウェアの外見は似ている。
グローバル版の3機種の中では、「70 Ultra」の機能が際立っている。中でも特筆すべきは、1インチの大型センサーを搭載した5000万画素のカメラだ。このカメラは、スマートフォンではほぼ前例がないものでサムスンのGalaxy S24 Ultraを上回る性能を誇っている。これを実現するため、70 Ultraには必要に応じて伸縮するユニークなモーター駆動機構が搭載されている。さらに、4000万画素の超広角カメラと5000万画素の望遠カメラが搭載されている。
70 Ultraは高速撮影に対応しており、被写体が時速186マイル(約300キロ)の速さで移動していても鮮明に撮影できるとされている。また、2インチ(約5cm)までの近接撮影も可能だ。さらに、カメラ以外でも優れた機能がいくつか搭載されおり、例えば、100Wの有線充電と80Wのワイヤレス充電による高速充電が可能だ。また、衛星経由でテキストだけでなく画像も送信できる。これは、iPhoneにはない機能だ。
70 Ultraは、2844×1260ピクセルの6.8インチディスプレイを搭載しており、解像度は1インチ当たり460ピクセルとまずまずの高さだ。これはパワフルで優れた端末であり、中国以外でも大いに歓迎されるだろう。
70 Ultraグローバル版の価格は、マレーシアのサイト上で6599MYR(約21万4000円)とされている。
(forbes.com 原文)