今回オプティマイズプログラムを立ち上げる1カ月前に、イクイノックスはFファンクションヘルスと提携してジムでラボテストを利用できるようにすると発表した。健康とウェルネスに関するあらゆるサービスの提供を目指している。
米フォーチュン誌が報じたところによると、米国の裕福な人々は実証済みだったり実験的だったりする長生きのための手法に多くの時間とお金を費やしており、いわゆる長寿経済の規模は2021年に52億ドル(約8000億円)に達した。同誌によると、昨年7月の調査では年収25万ドル(約3800万円)以上の人の46%が、自由に使える収入の大半を健康とウェルネスの向上に使うつもりだと回答。また、高所得の米国人は、生まれ来る子どもに遺伝子編集を行ったり、自分の意識をデバイスにアップロードしたりといった、より大胆なプログラムに参加することに積極的であることが示された。
脳のモニタリング装置を開発するテック企業Kernel(カーネル)の最高経営責任者(CEO)で富豪のブライアン・ジョンソンは昨年、若返りに年間200万ドル(約3億円)を費やしていることを明らかにし、話題になった。お抱えの医師団によると、ジョンソンの健康年齢はすでに生物学的年齢より少なくとも5歳は若い。運動や睡眠、食事、サプリメント、そして果てしなく続くと思われる医学検査など、極めて厳密な養生法により達成されたという。ジョンソンの実験には、10代の息子から血漿の提供を受けたり、衝撃波療法でペニスを若返らせる試みも含まれていると米雑誌ローリング・ストーンは報じている。ジョンソンは昨年11月に、「人間であることの未来」について書いた『Don't Die』を出版した。
(forbes.com 原文)