働き方

2024.05.12 10:00

物価高の今だからこそ考えたい「副業のメリット」

副業を通じた人脈づくりでは、予想外の扉が開き、副業をしなければ出会えなかった成長のチャンスを得られることが多い。

起業の可能性を試す

野心的な起業家にとって、副業は、ビジネス上のアイデアやコンセプトを試すことができる、低リスクな試験場になる。日々の本業をやめることなく、ビジネスモデルやマーケティング戦略など、事業運営のさまざまな面を実験することができる。

これは、はかりしれないほど貴重な学習経験になる。うまくいくことと、いかないことを見極め、フルタイムの起業家になる決意を固めるときに備えて、入念に下地を整えることができる。

個人的な充足感や情熱

自分の情熱や興味に沿った副業を選ぶ人は多い。そうした副業は、個人的な充足感を満たしてくれる。情熱を注いでいることに取り組めば、驚くほどの満足感を得られるし、本業での燃え尽き感を打ち消せるかもしれない。

情熱に突き動かされた副業が成功すれば、自信と、全体的な幸福感が高まり、精神状態にも良い作用が生まれる。

ワークライフバランスと柔軟性

従来の9時5時の仕事とは違って、たいていの副業は、スケジュールに柔軟性があり、自分のライフスタイルや、力を注いでいる取り組みにあわせて調整ができる。こうした柔軟性のおかげで、副業にいつ、どれだけの時間を割くかを自分でコントロールできる。子育て中の人や学生、あるいはきつい仕事をしている人にとっては、そうした点が、追加収入を得られるか、まったく得られないかを分ける可能性もある。

副業の増加は、単なるトレンドではない。労働人口におけるダイナミクスの変化と、もっと柔軟で多様なキャリアパスへの移行を反映している。金銭的な恩恵から、職業スキルの向上、個人的な満足感まで、副業に伴う利点は多岐にわたる。

要するに、経済の変動や求人市場の変化を絶えずくぐりぬけているときには、副業は、金銭面のバックアップになるだけでなく、成長と自己表現のための実りある手段にもなる。あなたの求めているものが、お金をめぐるストレスの緩和であれ、新たなキャリアの可能性の探索であれ、個人的な情熱の追求であれ、目標を達成するためのリソースとチャンスを、副業から得ることができるだろう。

forbes.com 原文

翻訳=梅田智世/ガリレオ

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