『Stellar Blade』に歴代PS5ソフト最高のユーザー評価 要因は「アンチwoke」派に?

それでも、同作の高スコアは「文化戦争」が一因となっていることは否めない。一部の人々は、セクシーさをとことん強調したキャラクターを主人公にしていることを高く評価し、このゲームに10点満点をつけている。このようなプレイヤーの一部は、最近のゲームではこうしたキャラクターが足りないと主張している。

もちろん、高スコアの原因はこうしたプレイヤーだけにあるとは思わない。しかし、もともと高かった評価に、こうしたプレイヤー層からの点数が加わると、スコアは最高水準にまで押し上げられる。実際、集まったレビューを覗いてみると、あちこちに「woke(ウォーク)」(社会問題に関する意識が高いこと。リベラル派をやゆする言葉として使われる)という言葉が見つかる。「本作にはばかげたwoke要素がない」や「wokeな奴らめ、ざまあみろ」といった具合だ。また、昨年の主要ゲーム賞で『ホグワーツ・レガシー』が最高賞のゲーム・オブ・ザ・イヤー(GOTY)にノミネートされなかったのは「wokeなPRのたわごと」によるものだったと主張し、『Stellar Blade』も同じくGOTYに値すると主張する人もいる。

繰り返しになるが、『Stellar Blade』は非常に良いゲームであり、高スコアに値する出来だ。しかし、一部のユーザーが批評家に対抗し、「woke」なジャーナリストや他のゲーム開発者への反発から同作を持ち上げようとしていることは間違いない。この高スコアが長期的に維持されるか、様子を見たい。
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『Stellar Blade』主人公は「露出度が足りない」? 検閲めぐる愚かな論争が勃発

forbes.com 原文

翻訳・編集=遠藤宗生

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